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2005年釣行レポート一覧  注)以下は併設するブログ「毛鉤を巻いて川に行く(釣行編」に掲載していた記事です。 釣行レポート(7月16日)

2005年07月16日
梅雨あけ間近の岸田川

■岸田川・上流域
■2005-7-16(土)
■イワナ4匹 あまご1匹
■同行者1名
今年は仕事が忙しく、なかなか釣りに行けていない。手堅く釣課を得ようと出かけたが、思いのほかウェットフライで苦戦・・・ドライフライにするべきだったかなぁ?

「あいたら何時でも言ってください」とKさんの誘いにも応えられず、ここの所休みは全て出勤、本当に休みは釣りが絡む週末しか休めてない。そんな状況で例年7月にはしっかり部屋につるされるオービスメッシュベストも未だヘンリーズフォークのまま、先週末、あわてて入れ替えたところ・・・「来週はいくぞぉ~」と思いながら金曜を迎えた。
ようやくKさんに「明日は?」「えっ!休めんの?OK良いですよ。車だしますよ!」っと最近買い換えた車で遠出も兼ねたい様だ。Yちゃんは「ゲッ!ゲッ!明日は用事で行けません。」と久しぶりにKさんと二人の釣行、約束の時間に行くと準備万端で「岸田で?」となり、中国自動車道を西へと走らせた。

もはや、ここのところひとしきり降った後、梅雨前線は日本海で消滅しかけで、明日にでも梅雨明け宣言が出てもおかしくない(実際月曜に出た)。今日は大丈夫だろうと思った矢先に播但は雨・・・しかし、和田山あたりで雨も止み、春来トンネルを抜けると、時折晴れ間が覗いている。
さて、9号線を左折して目指す養魚場・・・横を流れる川はこれまたばっちり!さすがにいつも渇水気味を心配しながら上っていくが、今日は「久しぶりに見るなぁ絶好の岸田・・エエんとちゃう?」・・・・・しかし、これが結構増水とは川に降りるまでわからなかった。



そさくさと準備して、「前と下に行きます」とKさん、となれば私は上、イワナ溜り堰堤攻め、「今日は大き目のフライかなぁ・・・・」なんて、もう、もらった様なものだと思っていた。
アントパラシュートを結びいつもの所から入渓・・・・フライが小さく見える、ゴーゴーと音を立てて流れる笹黒にごりに一瞬にしてポイントを通過、「ダメやこりゃ・・水量・・・結構多い!Wetにしよう。」っと、平水より20センチアップの増水にWetで表層を流す作戦に変更、リードフライはジョック#8、ドロッパーはロイヤルコーチマン#8、水量が多くなかなか釣りにならない、それに堰堤に近づくにつれ、結構ポイントが変わっていた。「あかん・・・こりゃ水面を見とらん!」・・・とうとう堰堤の手前まで来てしまった。
さて、と岩をよじ登り、堰堤を見た瞬間、唖然とした。昨年、夏に砂に埋まったところまでは見たが、イメージは昨年の台風で流されて元に戻っていると信じていたのに・・・
まったく逆、砂ではなく土石で埋まった。



もうこうなると時間の問題だ・・・おそらく2段ある上流の堰堤、最後に見たのはもう20年近く前、私の記憶では満々と水を貯めていたがもう下から見ても、堰堤の上は鬱蒼と木が茂っている。上の堰堤は完全に埋まってしまった。これから大水が出るたびに、土石流となり落ちてくる。そうなると、来年はもう埋まりきっているかもしれない。
初めてココに来たとき1986年6月、当時の養魚場を取り仕切っていた小椋タマエ婆さんが「去年上に堰堤ができたぁ~、お陰で川があんまり荒れんようになっただがぁ~」と言っていたことを思い出す。
あれから・・・・・20年の歳月が堰堤を埋めた。

もう、尺イワナを釣った右にポイントは無く、左を流す。水面直下でイワナがウロツキだし、反転した。すかさずロッドを立てる。
心地よい躍動とともにロッドが曲がり、ドロッパーのロイヤルコーチマンを銜えた岩魚が上がってきた。本日一匹目・・・しかし、この一匹のみで、シェルバックピートルに反応したが乗らず、時間・・・・残念な思いを引きずり、川を降りた。
Kさんは数匹釣っていた。やはり一番魚影の濃い所を抑えるのが一番かもしれない。
午後はWetと決め込んで入渓、しかし、まったくリズムがかみ合わず釣りが雑になってしまった。
少し上がったところでドロッパーのリリーメイ#8を銜えて岩魚が上がってきたが、それ以降さっぱり・・・・結局、深瀬でこれまた粘ってイワナ(ドロッパー#8リリーメイ)、その上の瀬でダウンに流してあまご(リード#10シルバーサルタン)・・・どれも引きずり出す様な釣り方、養魚場の前で一度上がろうとも考えたが、このまま釣りあがり、橋の上で戻ることにした。



「ここからはDryや!とエルクヘアカディス#14を結び釣りあがる。でない・・戻るか?・・・と流すフライが水にもまれ沈んでしまった。
ピックアップすると魚信、Dryでこれでは話にならない。つれてしまったイワナ・・・本日5匹目、そのまま当たりなし、上の橋をくぐり戻った。

イブニングはいつもの場所で・・・と岩に座り陣取った。少し肌寒くエトラントレインジャケットを着込みライズを待つ。疲れているのか、それとも溢れかえるマイナスイオンの効力か?居眠りをしてしまった。もうすぐ7時、ライズはない。すっかり暗くなる前に養魚場前に戻った。
Kさんがいる。ライズはない。笹にごりの増水がやがて音だけを残し、闇の中に消えて行った。・・・納竿・・・
ところで・・埋まった堰堤どうする?今度スコップでも持って上がるか?・・んなぁアホなぁ~・・・

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