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2006年釣行レポート一覧  注)以下は併設するブログ「毛鉤を巻いて川に行く(釣行編」に掲載していた記事です。 釣行レポート(4月1日)

2006年04月01日
2006年渓流開幕・いつもながらにライズ獲り・・・

■美山川・棚野川成魚放流区・佐々里F&L特別区
■2006-4-1(土)
■あまご20匹以上
■同行者なし
例年通り、成魚放流区を狙うが、出遅れてサッパリ、と言うことで佐々里F&L特別区の幕開けに釣らせて頂くことに・・・結果はミッジのライズ捕りで成魚放流ながらそれなりに楽しめた。

湖西を走る車窓から見上げた比良山は真っ白!とても春の風貌ではない。
「げっ!結構降ったな・・」と反対側の琵琶湖の彼方に目をやると、裾野を広げた鈴鹿山脈も微かに白く薄化粧をしていた。
3月31日(金)、前日から泊まりで社員の尊父告別式に行った復路、桜前線が通過したにもかかわらず季節遅れの寒波襲来で富山は積雪20センチ、「こりゃ美山も積もったかな?」と仕事で3月釣行を逃した悔いが焦りも交えて脳裏をよぎる。
明日は4月1日、そろそろここらで開幕を決めたい。イメージは美山のライズ獲り、いつもなら解禁日週末か一週間後の釣行だが、今年は二週間後で魚影が気になる所だ・・・・タバコに火をつけ煙越しに車窓から見下ろす琵琶湖の水は最後の寒波を送り出し、穏やかに澄み切って春の訪れを告げていた。

帰社して仲間を誘うと明日は出勤とのこと、一度は諦めようとも思ったが、もはや冬眠から覚めた釣虫は元には戻れず、翌朝きっちり目が覚めて車を北に走らせた。
園部あたりのトンネルの貫通で峠がなくなり、昔とは雲泥の差に驚きながらも和泉の梶原雑貨前で信号待ちで止まると、丁度ご主人が荷だしをしていた。
「入漁券買うとくか?」と直進して駐車場に止めるつもりが、(解禁2週間目や!早まるな!棚野川の成魚放流区を見てからでも遅そない!魚がおらんかったら、佐々里と言う手もある。)と寸前のところでウインカーを右に切って鶴ヶ岡を目指した。

今年から佐々里のC&Rはルアー&フライ特別区となり、一般河川とは別料金で河内谷や櫃倉谷と同じ扱い・・今日4月1日はオープンだ。散々悩んだが、まずは例年通り成魚放流区のライズ獲りを優先し、昨年よかった鶴ヶ岡の堰堤頼みでリバーウォッチングを開始した。



滝台はパス、棚大橋のたもとに車を止め、目前のトロ瀬を見るが予想通りに静まり返っている。釣り人も皆無で「遅かったかな?」と思いながら棚堰堤まで行くがここも同じ、もう少し下がってオゾバシリ堰堤、ここも同じくライズはおろか魚影もなく、それ以上に例年一級ポイントにも係らず釣り人は皆無だ、やむなく鶴ヶ岡を見て答えを出そうと考えた。
殿大橋を超えていつもの堰堤に停車、毎年餌釣りが陣取るこのポイントも何事もなかったかの様に静まり返っていた。「あかん・・・出遅れた。頼みはあそこだけやな」とUターン、車を止めて農道を走り護岸から見下ろした堰堤でしっかりとしたバルジンが見えた。「よっしゃ!やっぱりここはおる。」と魚券を買いに戻ろうとしたが、やはり気になりもう少し良く見定める事とした。昨年はあちこちにクルージングが確認できたが、今年はまったく・・・それに時折ライズするものの少し怪しい。
暫くそのまま川面を観察・・・・冷静になって考えれば出遅れたことに間違いはなく、勇んで梶原雑貨さんで入漁券を買わなかったのが不幸中の幸い、今年は成魚放流区を諦め、佐々里特別区の幕開けにひと役買うことにした。

九鬼ヶ坂峠を越え、途中にある漁協でパンフを取ると、期待に反して河内谷は今年も禁漁区、これにはがっかりさせられたが、「まあ、しゃ~ないなぁ~・・」と昼食のお握りを頬張りながら、佐々里を目指してエンジンをかける。
南・中の集落を越えると残雪が所々に見え隠れし、出合橋を右折すると残雪と言うか雪景色とも言える様相に「これはライズ獲りは難しいなぁ~・・・」などと思いながら雪景色のハリマ屋さんに到着、スペースウッドさんで入漁券を購入した。
佐々里Fly&Lure特別区のオープン記念日にもかかわらず意外と人が少なく、この先この釣り場がやって行けるか?ちょっと不安がよぎる程、数人の釣り人しか見かけなかった。
昨年、見に来てまったくダメで見限ったハリマ屋さん下の橋ポイント、今年も同じ様な様相で一昨年の様なイブニングライズが嘘の様な貧弱な浅いトロ瀬になっている。橋の上から雪解けの雫が落ち、ちょっと見ればライズの様に川面に波紋を広げていた。
絶え間なく落ちる雫でトロ瀬に荒々しく波紋が広がる。「あれがライズやったらなぁ?」と見限る寸前に「?・・・」と真剣な眼差しになり、視線の先にディンプルを見つけて確信を得るまでにはそんなに時間はかからなかった。



更に浅瀬を隈なく目を凝らすとしっかり成魚放流のアマゴがクルージングしている。「一昨年良い思いをしたところでもあるし・・まずはここでやってみるか?」と今シーズン最初の恒例ライズ獲りが始まった。
で?・・・・・結果は?
大正解、さすが解禁日・・・不安をよそに初心なアマゴちゃんが入渓直後からしっかりヒットしてくれました。
すべてミッジのライズ獲り(そうそう、蜻蛉が流れてきたときに一匹だけ#16のライトケイヒルパラシュートがあったっけ?)、#20ダンバイビジブル、グリズリーバイビジブル、ソフトハックル、そして#22のDWNブラック・・・・・・シビアなライズを相手にするときのCDCは出番なし、釣り人本位で釣れました。



数日すると、こんな感じでは釣れないだろうなぁ~・・・・ここまで安直に決まると・・・かえって少し気が引ける。
こんな日は次回につながる運を仕舞い込む為、「次の魚で終わろう・・」と思い。#20ソフトハックルにバルジンで飛んで出たと同時に重みが伝わり、リールを巻いて最後の魚の写真を撮り、リリースと同時に土手を上がった。
美山川 春一番のライズ獲り・・・2006年 渓流開幕!
さぁ~て・・今年はどこでどんな釣りをしようかなぁ~・・

posted by bacoon at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 京北に行く |

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