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2007年釣行レポート一覧  注)以下は併設するブログ「毛鉤を巻いて川に行く(釣行編」に掲載していた記事です。 釣行レポート(5月3日)

2007年05月03日
GW釣行② 3年ぶりのヤマメは何処??

■美山川・河内谷特別区
■2007-5-3(木)
■あまご10数匹 ヤマメ ×
■同行者2名
T川惨敗の流れを断ち切るべく、家路に着くまでは確実に魚の顔を見なければならない。リスクの大きいGW野洲川を諦め、絶対釣れる安直なポイントを選択してしまった。帰りの高速渋滞を避けることも考えた結果だが、この日は美山・河内谷に釣り仲間が集結することもあり、2年間の禁漁を経て3/25~5/31まで解禁となった渓に3年前同様、尺ヤマメを求めてドライフライの渓釣りを目論んだ。
しかし結果は・・・ここでも見放されて美形ヤマメはご機嫌斜め、あまごも今ひとつの釣れ方だった。

昨晩T川釣行の後、マキノ高原八王子荘で風呂に入って冷静に考え、結局釣り仲間が集結する美山を選択、303で若狭に出て27を小浜へ向かい162で堀越峠を越えて美山で寝ることにした。
そして今日・・GW車中泊の釣行二日目、[道の駅・美山ふるさと広場]で5:00に目が覚めた。
早速荷物を整えて河内谷へ向かう・・ところが今日はなかなかオヤジさんが起きてこず、7:00まで売り場前の川で放流居残りあまごを釣って遊ぶ羽目になってしまった。
出来損ないフライのゲープを折って鉤掛りしない状態で投じると、すっぽ抜けるものの結構同じ魚が食って来る。
もしかして、一度外したあまごが二度と出ないのは鉤先の違和感が原因なのか?・・そう言えばドライでは二度と出ないがウェットの場合、魚と毛鉤が接触していない限り、チャンスはある・・・くだらない遊びに講じていると橋の上にオヤジさんが立っている。
「おはようございます。」
久方ぶりの挨拶を交わし、3年ぶりの開業に様子を聞くと・・「台風で渓がごっつい荒れてなぁ~・・まだ、あちこち木が倒れ込んどる・・」・・とのこと、放流は相変わらず奥手柳谷の堰堤から下手との事だった。
「上のヤマメは?」・・との問いかけに・・「かなり埋まって荒れたさかいなぁ~・・」と不安な答えが返ってきた。
一目散に放流区には目もくれず御所ノ谷合流点を目指す・・・途中に見える渓相は記憶とは少しかけ離れ思いのほか貧相だ・・・「渇水か?この時期・・(ん?それともこんなに埋まったんか?2年前の台風で・・・)」・・と不安が募る。
お目当てのポイントはとても尺ヤマメが棲む流れとは程遠く声も失う渓相に朽ち果てていた。
「いや・・尺は無理でもどっかにヤマメは居る筈や!」



こんなポイントになっているとは思いもよらなかった・・尺ヤマメが上がった落ち込みや瀬は全く面影も無い。


結局、この日は釣り仲間も加わって上流域で二人合わせて10匹弱の魚を上げたが、どれもこれも15センチ前後の小ぶりのあまご、写真ではさほどでもないが、昔から美山の各渓や支流に多く見られた紅点で結構美形だった。
ヤマメはどこに行ってしまったのか?T川の惨敗に加え、この河内谷のヤマメも撃沈・・昨年の櫃倉谷同様、ヤマメには全く御目文字できなかった。





仕方なく、放流区で数稼ぎと思ってはみるが、こちらも例年になく渋い・・・瀬の払い出しも払い出しの浅い浅いところに定位して流れてくるミッジを選り好みしながら喰っている。!
「こら!放流魚!・・新緑の小渓流に撒かれたなら、それらしい素振りをせい!」・・と、思わず口について出た。
瀬尻の払出しに定位するのも程があり、この日はチョット出すぎ!・・それにコイツらは#14や#16は完全に無視・・しかし、頭上にラインを落とすと瀬頭に逃げ上がってしまい、その瀬が全てパーになる。
かといって落ち込みや巻き返しなどは魚影は皆無・・結局餌釣りで抜きにくい浅い瀬にしか魚は残っていなかった。



以前と比較すると、規模は変わらないものの、雰囲気が朽果てたと言う感じだった。そう言えば昨年の櫃倉谷もこんな感じだった事を思い出した。佐々里もそう言えばひどかった・・


それでも何とか10匹弱は掛けたと思う。
魚はさすがに最近よく見かける黄緑色にオレンジのケバイ朱点が主流だが、中には少し美形も混ざる。
しかし、14:00にそれまでの五月晴れが嘘の様に曇天に覆われてイキナリ閃光が走った。雷雨となって16:00まで車で足止めとなり、全く今回は雨に祟られた釣行となってしまった。





それにしても、老眼は更に進行し留まる所を知らない・・・右目なんかは腕一杯伸ばした範囲内も焦点が合わなくなってきた。40代前半は毛鉤のアイにティペットを通す時だけだったが、今となってはロッドに螺旋状に絡まったラインの回転方向がわからない・・・こんなことまでメガネを掛け替えて居ては本当にめんどくさくてイライラする。架け替え回数が激化した事もあり、夕方余りにも邪魔臭くなって裸眼で釣っていたらいつの間にか十年ぐらい愛用していた釣りメガネがなくなっていた。またやってもぉ~た・・・
家に帰ると家内が「お帰り」も言わず・・・
「アンタ今日は滋賀?京都?・・あぁ~京都・美山?・・・雷鳴ったやろぉ・・天気予報で言うとったわ・・京都の美山町だけ局地的雷雨やって・・ご苦労はん(笑)・・・んで?釣れたん?」
「・・・・(じゃかましいぃ!)・・・」
斯くして・・GWの釣行は終わりを告げ、またもや厳しい現実が立ちはだかっている・・「また当分行けそうにないし・・」

道具:8フィート0インチ(DT-2-F)・7フィート9インチ(DT-3-F)
毛鉤:DRY(ライトケイヒルやクイルゴードンはイマイチ・・エルクヘアカディスが◎)
    WET(出番なし!)

posted by bacoon at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 京北に行く |

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