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2007年釣行レポート一覧  注)以下は併設するブログ「毛鉤を巻いて川に行く(釣行編」に掲載していた記事です。 釣行レポート(5月12日)

2007年05月12日
チビと小ツブがお出迎え・・いつもの魚はどこ行った?

■野洲川
■2007-5-12(土)
■上流域(小ぶりあまご3匹)チビと小ツブはイワナ交じりでそれなり・下流域(あまご1匹)
■同行者なし
サムネイル
←長い様な短い様な・・心地よい疲れを感じた一日だった。
土曜の会議が流れた。・・急遽訪れた休み!と言うことは、当然T川リベンジ・・と勇んで高速に乗ったがチョットしたアクシデントで湖東に行くしかなくなり、前回見送った野洲川に変更、どうにか魚の顔を見れたものの、お気に入りの渓流が砂に埋まって魚影も薄く、チビと小ツブが主体・・・やはり一昔前の様には行かなくなってきた。しかし、それ以上にがっかりさせられたのは、渓に沿って走る477(鈴鹿スカイライン)からの落下(投棄)物が散見されたことだった。

「エッ・・会議流れたやん!」・・金曜の夜は気張って仕事を片付け翌朝は当たり前の様に名神高速を東へと走っていた。
「今日は雨は振らんやろ!」・・と目指すはT川・・・
ところが茨木ICを過ぎた辺りから週明けの仕事の段取りなんかを考え始め・・運転の往路ナビゲーションは脳ミソではなく中枢神経に委ねられた。
どうも中枢神経は見放すと勝手に湖東を目指すらしい・・・そう言えば安曇川や天増川に行くときも時々京都東ICを見過ごして大津ICから引き返すこともあった。
「あっ!・・なんで京滋バイパスなんや!・・うっそぉ~・・なにやっとんねん・・アホか・・あぁ~ぁ・・」
こうなるとUターンなどできるハズもなく・・・かと言って北陸を走って回り込むのもアホらしい・・・
「きっと、今日行ったらまた返り討ち(ボ!)喰らうんでこっちに向かえの暗示と思とこか?・・・愛知・・ちゃうちゃう!そうや、この前パスした野洲やんけ!・・久しぶりやなぁ・・3年ぶりか?・・あっ・・テレストリアル入れたなぁ・・・確か入れた入れた・・」
間抜けたアクシデントが野洲川釣行に切り替えられた。

8時30分・・いつもの駐車スペースに到着!
「よっしゃぁ~!誰もおらん!・・今日は先行者おらんぞぉ~・・」
大好きな花崗岩の流れに降りて深呼吸・・・俄然やる気・・一応、ウェットは小針の箱のみを持つが、メインはドライフライと決めて釣り上がって行った。
ところが、これがサッパリ出てこない!出ないと言うか魚が居るのか否かも含めて疑いたくなる状況である。生命体は釣り人の私とミッジとカゲロウで魚はアブラハヤの雑魚すらいない。
入渓から2時間たった。時刻は10:30・・天気は快晴、五月晴れ・・先行者が居ない日は、いつもなら釣れなくともカスリやバラシで舌鼓を打つ状況が続くハズだが、どこまで上がってもシラミ潰しに叩いて回ってもダメ!・・・ココまでかなり砂が体積していていくつものお気に入りのポイントが埋まっていた。



「魚も一緒に埋まってしもたんか?・・・ホンマどないしてん?・・あぁ~今日も・・もしかして・・」
不安が過るが昼までは上がれない・・じっと我慢の釣り・・しかし、フライは何の反応もなく足元に流れてくる。
そろそろ昼が近くなってきた・・・もう少し上がると渓から上がって昼食をとりに戻る[道に上がれる場所]に出る。
「あそこまで魚を見かけんかったら、上がって愛知川に行こか・・もったいない(日券)けど・・」・・相変わらずポイントは砂に埋まっており、魚は出ない。
万が一を考えて、ここからはウェットにしてみた。
すると泡の下からリードフライを追尾して川の底を這う様に出て来て食い上げる様に反転した。
「よっしゃ!」・・とあわせを入れてドロッパーに掛かったが、痛恨のバラシ・・・
「おるやんけ!・・どうすんねん?・・待てよ・・ココまでは魚がおらんかったんか?それともおって出んかったんか?・・・昼やけど、後2時間・・堰堤まで勝負かけるか?」
このままウェットに変更するとココまでの状態がわからなくなる・・・ドライに戻してココからアタックがあれば、ココまでは魚影が皆無に近く、漸くココから魚影が確認できたと言うことになる。逆にドライではアタックがなくウェットで出るなら、この日は川底を這いまわす日でココまでも魚は居てドライには出ない日と言うことになるか?・・と考え、ドライに戻した。
この渓はカゲロウが飛び交うこの時期は難しい・・・どう見ても#16クイルゴードンかパラダン辺りがマッチすると見受けるもののダメ・・CDCダンなんかの毛鉤も今ひとつ・・・ここのフライはやっぱりテレストリアルが一番固く、6月がベストなんだろう・・・しかし、こんなに魚影が少ないとこれはもうどうしようもない。
ドライに戻してシラミ潰し丁寧に釣る・・直ぐに反応があった。やはりココから魚影がある・・と言うことにしておこう・・
ところが、チビ・・小ツブ・・が多く、なかなか小ぶりのあまご・・と言うサイズでない。
三段堰堤の二段目までがあまご・・三段目を超えて少し上がった所からイワナ・・どれもチビと小ツブばかり・・・
結局、小ぶりのあまご(13センチ~15センチ前後)と呼べるのは3匹だけだった。



もともと昼に一度車に戻る予定だったが、8時半の入渓から、途中シラミ潰しに叩いて上がって来た為、いつも以上に時間が掛かってしまい魚止め?の堰堤に到着したのが14時半の7時間・・・最後のチャンスにも係わらず、気の抜けた不用意な一投目に良型(と言ってもいつもの20センチ級)が出て空振りを喰らい、15:30まで粘ったがダメ・・少し引き返してから道に上がった。
車に戻り、時間的な問題なのかを確かめる為、もう一度入渓流前後の流れを釣るがサッパリ・・・やはり、この辺りは釣り切られたのかも知れない。

「さて・・もう直ぐ17:00か・・イブニングはホンマ久しぶりにあそこに行って見るかぁ?」・・・と下流域に移動した。
3年前に来たときは河川工事の関係か、濁りで釣りにならず断念したポイント・・ウェットフライを始めた頃に安曇川、愛知川の本流域と並んでココ野洲川本流でもよく竿を出した。



しかし、ここもウェットで探ったがサッパリ・・全く魚影を感じない・・一昔前とはえらい違いである。
早々に諦めてイブニングポイントに向かい川岸に座り込んで休憩することにした。
夕日が山の端に沈み上空はカゲロウが乱舞するも、急激に雲行きが怪しくなってきた。
「今日は天気予報は夕方から雨やったな・・」
何となく心地よく疲れてきた・・・イブニングに突入する前にライズがあればサッサと仕留めて終わろうか?と思ったと同時に下手の沈黙していた水面に静かなディンプルライズを発見・・あれを攻めて終わりと決めて立ち上がる。
リードフライは#10ダンケルド、ドロッパーは#10プロフェッサー・・ターンを始めるまでもなく、ナチュラルドリフトの最中に水面直下のドロッパーに出た。
やはり下流域は魚も成魚放流・・・となれば疲れが後押しして納竿気分・・・
時刻は18:20・・「もうエエわ・・しんど・・」・・と、イブニングを待たずに川から上がった。

しかし、野洲川も釣れんようになったなぁ・・ホンマ・・どないしょ?


道具:上流域8フィート0インチ(DT-2-F)・下流域8フィート6インチ(DT-4-F)
毛鉤:上流域・DRY(アントパラシュート#16、#18一色)
    下流域・WET(魚を掛けたのはプロフェッサー#10)

posted by bacoon at 23:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 湖東に行く |

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