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2007年釣行レポート一覧  注)以下は併設するブログ「毛鉤を巻いて川に行く(釣行編」に掲載していた記事です。 釣行レポート(8月12日)

2007年08月12日
猛暑ドピーカン!夏の小渓へ(足羽再訪)・・

■足羽川上流域
■2007-8-12(日)
■イワナ 1匹 ドチビはそれなり・・
■同行者1名
お盆が絡む夏休み・・、夏の小渓・・マイナスイオンを求めて前回思いつきで訪れた足羽に釣り仲間と二人出かけるも、渋滞に遭って午後からの釣りとなってしまった。
前回増水で断念した支流に入るが、今日も相変わらずお目当てのイワナはご機嫌斜め・・良型は見に来るだけでUターン、今日は塩焼きサイズがお留守で天ぷらサイズが元気一杯!・・しかし、最後にとうとう良型が毛鉤を銜えた。



前回パスしたYちゃんも今年は天増が無くて意気消沈・・・
Y「えぇ~・・足羽ぁ~・・行ったん?」
私「そう・・日帰りで充分・・行ける行ける・・」
こんな会話が始まって昼休みを終える頃には暗黙の了解で今回の釣行が決定していた。
8/12(日)朝6:30・・・Yちゃんの車に乗り込み、いつもの様に・・・
私「さぁ~て・・どこ行く?」
Y「暑いなぁ~・・ほな、足羽川と言うことで・・」・・と成立しない会話も気にせず出発・・
吹田から名神に乗り京都東を目指すも手前で渋滞、湖西道路も所々渋滞し、湖北も動かない・・遅れた時間を取り戻すべく敦賀から高速に乗り返したものの、結局5時間以上もかかってしまい、到着したら昼だった。
・・・と言うことで午前の釣りが無くなって午後だけの釣り・・まあ、この時期に時間があるからと言って良い釣果に結びつくとは限らず、暑さを考えれば体力的には丁度かもしれない。
早速、前回増水で断念した支流に直行すると林道を下がってくる車が2台・・先行者が午前の釣りを終えて降りてくる所だった。
私「ッチェッ!・・先行者やなぁ・・」
Y「そりゃ昼やもん・・」
私「今日は水・・少ないなぁ~・・この前一瞬で増水したのに一週間程でこれかぃ!・・余り上に上がると、こりゃもう竿だせんやろ・・」
・・・仕方なく先行者が入ったと思われるものの、この前豪雨に見舞われた橋の袂に車を留め、Yちゃんは下流域、私は少し林道を上がってから入渓し何時も林道から見る堰堤までを釣り上がることにした。
ロッドは6フィート半、ライン3番でドライフライで叩き上がり・・木々の間から山の端が見え、青く澄み切った空に夏の雲が浮かぶ・・
ジリジリと照りつける川原の落ち込みで深呼吸・・狙い定めた日陰の落ち込みに本日一投目・・・程なく飛沫が上がった。



「今年はホンマにチビが釣れるなぁ・・まあ、雑魚よりマシかぁ・・」
それからもチビと泥バエに加え、今日はカワムツも参加して真昼間のドピーカン毛鉤争奪戦が繰り広げられた。
「やっぱり足跡あるなぁ~・・さっきの車か・・暑ぅ~・・日陰までピッチ上げよ・・」
漸く日陰に差し掛かったところで遠目から払い出しを狙うが全く反応なし、そして立ち位置も日陰に成ってほっとした所で、脇のブッツケの巻き返しに毛鉤を置き、ハンドタオルで汗を拭いていると・・・ゆっくりと良型が浮いてきた。
(・・・喰え!・・・早よ喰え!)・・・と念じるも、前回と同じく毛鉤の直前でUターンして消えた。
「喰わんかぃ!・・ハァ~ァ!・・」



それからも日陰では避暑もかねてマイナスイオンを感じながらじっくりと虱潰しに狙い、ドピーカンでは日陰を中心にピッチアップして釣り上がる。
毛鉤はエルクヘアカディス、ゴダードカディス、アントパラシュート、レインデェアパラシュート、そしてシェルバックビートル・・・夏の定番ドライフライで流して置いてを繰り返し、時間だけが過ぎていった。



しかし、元気良く飛沫を上げるのはチビばかりで・・・良型はここまで2回姿を見せるもUターン・・前回釣れた塩焼きサイズは全く出てこない。
もう直ぐ堰堤と言う日陰ポイント、遠目から払い出しを一回流した後、そのままの立ち位置から白泡の切れ目にレインデェアパラシュートをキャスト・・
プカプカと流芯を流れて開きに差し掛かったところで、小さな飛沫で毛鉤が消えた。



「よっしゃ!・・セコイ出方やのぉ~・・今度はちょいましかぁ~・・・」・・と思った途端、ロッドが大きく締め込まれた。
(・・デカイ!!・・とうとう喰いよった・・焦るなぁ・・)・・「おぉ~・・エエ型や・・この前釣り損なった奴よりチョット小さめやけど・・よっしゃぁ~・・」



6フィート半のロッドでこのサイズを掛けるとチョットひやひやするが、今回はティペット4Xで少し安心できた。
しかし、結構上手くロッドも曲がってすっかり暑さも吹っ飛ぶこの一匹が、久しくご無沙汰していた足羽の夏を印象付けた。



やっと釣れた良型・・尾鰭の端までで28.5cm・・・・
しかしながら、この川に想いを馳せた頃・・このサイズがアベレージであったと言っても過言ではない。
今でもこのサイズが?
「・・・んな訳ないわなぁ~・・・さぁ~・・堰堤行って上がろか・・」
そのまま、堰堤まではアタックなし・・・堰堤の左脇一投目で同様の尺切れが出て乗ったが痛恨バラシ・・・
先行者後追いの割りには、まあ満足の行く結果だった。


一度、車に戻り休憩、時計を見ると15:45・・・アブがうるさくなってきた。
「この渓、夕方まで居ったら・・・アブでヤバイんとちゃうか?」
・・と言うことでこの支流を諦め、本流で釣ることにした。
そして本流上流、[志津原]の橋から上流に釣り上がる。
夕陽がギラギラを輝く瀬の流芯にエルクヘアカディスをキャスト・・当然、出るなんて・・これっぽっちも思っていない・・・
(モコッ!)・・薄っすらとパーマークをまとった白銀のブルーバックが夕陽に輝き反転した。
「ぅんっ!とぉ~・・うっそぉ~・・な・つ・ヤ・マ・メ・が・で・た・やんけぇ~・・」



それから真剣なまなざしになるも、夏ヤマメなどそんなにポンポンでる訳がない・・
イワナは良ければ何匹かは毛鉤を見に来るが、夏ヤマメとなれば一日一回チャンスが訪れるか否か・・それを外せばその日は御終いと思っていて丁度である。
百も承知だが、意気込みが入る・・・しかし、頑張ってもやはり釣れるのはチビ・・・何もかもが夕陽を一杯に浴びてオレンジ色に輝きだした。。

流芯を流すと良型の出所より少しタイミングが遅れたところでチビがアタックしてくる。
それでも背中に夏の夕陽を浴びながら、躍起になって釣り上がっていた。
18:30・・川から上がり納竿・・Yちゃんも夏ヤマメをバラシたらしく悔しい思いで帰り支度・・・
「まあ、また来よか・・・やっぱり足羽・・結構エエやん!」


道具:支流/6フィート6インチ(DT-3-F) 本流/8フィート0インチ(DT-3-F)
毛鉤:DRY(カディスとテレストリアル、良型はレインデェアパラシュート#14にヒット)
   WET(手を出さず)

posted by bacoon at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 嶺北に行く |

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