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2007年釣行レポート一覧  注)以下は併設するブログ「毛鉤を巻いて川に行く(釣行編」に掲載していた記事です。 釣行レポート(9月15日)

2007年09月15日
2007年渓流閉幕・・夏から秋へ、T川

■T川
■2007-9-15(土)
■あまご(塩焼きサイズ)・・6匹
 スーパードチビあまご(新子ちゃん?)のアタック多々・・
■同行者なし
盆休み明けから急激に忙しくなり、全く時間が取れなくなると同時にパソコンのキーボードの調子が悪くなった。
必然的にサイトを見てもコメントできない・・コメント頂いても返答できない。
悶々とした日々を過ごしながらも、この3連休も月曜は出勤、土曜はパソコンを直して午後から出勤して日曜は休養を考えていたが、急遽我慢できずに単独釣行・・夏の香りを未だ残すか?秋の色合いに染まりつつあるか?・・とT川を目指した。
あわよくばお残りのビックサイズも微かに期待していたが結果はそんなに甘くない・・毎回外して舌打ちをする25cmアップの『モコッ!』は一度も無かった。
それでも来年と再来年に釣り人を魅了するT川あまご予備軍が適度に出てくれ、来シーズンに想いを馳せながら2007年渓流閉幕!



「何時や?・・6:00やんけ・・何でこんなに早よぉ~目ぇ~覚めたんや・・ホンマ」
仕方なく起きてキッチンに下りると、何時も気にも留めないカレンダーが目に飛び込んだ。
「来週彼岸やんけ・・今週逃すと最終週がラストチャンスか・・・」
トイレに行き東の空をぼんやり見ていた。
「こんな早よ目ぇ~覚めたし・・行っとこ・・」
午前9:00過ぎ・・上流域からT川に入った。
「ススキだらけやんけ・・やっぱりもう初秋の渓になっとるなぁ~・・今日はこの前鰻イワナが出たルートから攻めるかぁ?・・雲の流れが速いし・・この時期雨降ったら終わりやからなぁ・・」
程なく走ると橋の袂にパジェロ・・「・・ありゃ~居るやん・・」・・・そしてお目当ての入渓点にデリカ・・「ありゃりゃりゃりゃ・・・入ってはりまんがな・・しゃぁ~ないなぁ・・」
と言うことで、ココのところ定位置になっているカーブに車を留めた。
「どうすんねん?・・狙う(お残り良型)んか?・・・それとも手堅くチビに挨拶するか?・・・風も強いし・・#2じゃ無理やし・・これは#5でウェットで行け!・・ってことかなぁ~・・狙ってみよか?」・・・と8フィート6インチの#5ロッドを持ち出したが、寸前で気が変わった。
「本格的にウェットを持ち出すのは来年にしたら?・・今年はドライで通すのがエエんとちゃう?・・ウェットでもドライでも出るときは出るしアカン時はアカン・・差が出るのは極稀やんけ・・#2はシンドイかも知れんが、長竿#3なら何とかなるでこの風・・」・・・と言う思いが湧いて、結局ホイットレーは今回も車でお留守番となった。



・・で、何時もの堰堤上からスタート、いきなり堰堤の払い出しで『バシャッ!』っと出たが合わない。更に堰堤のブッツケでも『バシャッ!』っと出て空振りを喰らってしまった。
「そろそろチビも一筋縄では行かんよぉ~になってきよったなぁ~・・今日はペース落としてゆっくり釣ろか・・」
緩やかな瀬の瀬上でライズがあった。
「ほぉ~チビでもないが何時もの奴と比べたらかなり小さいなぁ~・・・まあ気にせんと、ゆっくり静かに釣ってこか・・」
今度は少し下手で飛沫が上がった。
「下がって来とんか?あの魚・・と言うことは今度はこの辺でっか?・・・」
・・と、クイルボディーパラシュート#16を追い風に乗せてプレゼン・・・『バシャッ!』っと出て乗った。



「オッスッ!・・元気か?・・おぉ~・・・それなりのサイズになって来たやんけ・・他の河川やったら充分なサイズやし、今時分なら殆ど釣れんサイズやなぁ~・・・」
気をよくして釣り上がる・・何時もとは異なりかなりスローペースで釣り上がる分、色んなものが見えてくる。
特にスーパードチビあまご(おそらく今年生まれた新子?)が結構頑張ってライズしていた。当然、毛鉤にも果敢にアタックして来る。#16なので極稀にフックアップするが驚く程小さい・・このまま年を越して来年は10cm前後のチビとなってまた今年の様に猛襲に悩まされるのか?・・なんてことを考えながらゆっくりと釣り上がって行った。
毎年、9月・・初秋の渓に降りるとなぜか水が重たく感じる。川原の草木が枯れに向う為か?川底のコケか?急に川が茶色く枯れて流れる水も重く感じる。どの渓に入ろうが、何時もこの[水の重さ]を感じずにはいられない。
今日はゆっくり釣り上がると決めた分、尚更水が重く感じて歩幅も小さく引きずる様な歩き方になっていた。
それでも、スーパードチビを除けば、これまでのチビも17cm前後にまでなっており、付き場は一等地独占で出方も厳しく、今までのチビとは一線を画す様になっている。
『バシッ!』・・「畜生!・・なんで?」
『バシッ!』・・「・・・喰いそこなっとるやん・・ドラグかかったしなぁ~」
『バシッ!』・・「おぇ~・・なんでぇ~・・何であれで掛からんねん?」
『バシッ!』・・「やっぱり・・流しどころミスっとるな・・あんなけ追いかけさせたらアカンわ・・」
・・・と、フックアップ率4割程度、9:30~14:00までゆっくりゆっくり釣り上がって、塩焼きサイズ(17cm前後)を6匹(?7匹やったっけ?・・)、途中小雨に見舞われてその分写真が無くてチョット記憶が定かで無いが、この時期にしては十分な数・・・



・・・中には、早くも幅が出だして背びれが盛り上がって来ている魚体も混じり、来シーズンが今から待ち遠しくなる。
毛鉤は何時もの3パターンで、どれもこれも差は無いが・・アントがやや落ちるかなぁ~・・と言うイメージがした。
しかし、この渓でフックアップ率を上げるには毛鉤のパターンどうこうよりも・・・・まず・・・キレイに流さなアカン!・・つくづく痛感した。
他の河川なら・・「まあエエわ・・釣れる釣れる・・」と思って釣れる場合があるが、この流れはまずアカン!・・そう言えば愛知川のあまごも少し似たところがあるかもしれない。
やっぱり、立位置と距離の詰め方置き方・・今以上に考えなアカンね!・・ホンマにココは難しい。
何時もの様にスピード上げて釣り上がっていたら、もしかするとアタックそのものも半減していたのでは?・・と言う様な気もする。
まあ、来年の課題と言うことにしよう。



遅めの昼食を取り、今度は最初に入る予定であった上流部に向う・・しかし、この時間になると全域は歩けない。すると前回ライトケイヒルに『モコッ!』っと出た瀬の上手に、誰かが熊笹を刈り取って道をつけていた。
「まあ、人の後追いやし・・橋まで距離無いけどチョットやってみよか?」・・・と午前と同じ道具立てで渓に降りた。
相変わらず水が重い・・足を引きずりながら、ゆっくり釣り上がって行った。
・・で?・・結果はサッパリ、『バシッ!』どころかスーパードチビの『ピチャッ・・』・・も無く、橋を通り越して[通行止め]看板の杉木立前まで来てしまった。
「やっぱり、人が入った後はサッパリやんけ・・・しかし、水・・重いなぁ~・・なんでやろ?何時もこの時期・・」
時刻は16:00を少し回った所、道を上がり車に戻る。
中途半端な時間になってしまった。
しかしこの時期、勇んでイブニングに賭けても当ったタメシがない。



あたりはススキだらけ・・もう少しで秋一色の渓になる。
「今日は終わろか・・と言うことは今シーズンも終わりかなぁ~・・・まあ、それなりに釣れたな・・また、来シーズンかぁ・・」
月末(最終週末)は、できれば佐々里で閉めたい気もするが、何分こればっかりはどうなるかわからない。
木々の間から見下ろすT川の流れに・・「また来年な・・しっかりデカイ魚貯めといてや!」・・と念じてウェイダーを脱いだ。
「さぁ~て・・早いけど帰ろかぁ!・・」・・と見上げた山の端も幾分緑が色あせて、秋色に染まり始めていた。
大きく深呼吸してエンジンをかける・・・

・・・・2007年渓流閉幕!


道具:8フィート7インチ(DT-3-F)
毛鉤:DRY(エルクヘアカディス・クイルボディーパラシュート・アントパラシュート・全て#16)
   WET(手を出さず)

posted by bacoon at 23:38| Comment(5) | TrackBack(0) | 湖北に行く |

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