そんなときに・・・
「ゴールデンウィーク・・・御母衣と九頭竜(ダム)にルアー釣り行く奴おらん?・・俺一人やねん・・」と知り合いの一人が呟き、即刻ウルトラライトとミディアムライトのタックルを買いこんで便乗させてもらうことにした・・・この誘いがなければ、間違いなく今の私はなかっただろう。
これを機にルアーを覚え、当時東播の野池で釣れ始めたバスやニジマス管理釣り場、河口のシーバス、ダム湖の鱒類を狙う様になり、社会人になってもバスと管釣りで日々を遊び、まとまった休みが取れればとにかく「御母衣と九頭竜(ダム)」を目指した。
しかし、ダム湖の鱒類は惨敗で、どんどん渓流に分け入って行くものの、手堅く釣れるバスと鱒の管釣りに傾向して行く・・・特に好んだのがトップウォーターの釣りで、とにかく魚が喰らいつく姿を見るのが刺激的だった。
ところが、これまた不思議なことに・・・魚で一番好きなのは鱒類、フィールドで一番好きなのが渓流・・・この相反する状況に悶々としていたのが事実だった。 |