CDCが使用される様になって、一番その恩恵を受けたのがこの毛鉤ではないかと思う。
それまでミッジサイズのピューパと言えば、ライズの近辺で沈めてチョンチョン引きをするか、鮎のポリ目印をつけてルースニングをするか・・・私もドライに出ない時はよくやった。
CDCを得てこのミッジピューパを水面に保持することが出来る様になったものの、正直余り好きではない。
しかし、気が付くと必ずローテーションに組み込まれていて、それなりの結果を出してくれている。・・・にも係らず、余り好きではない。
概ね私のミッジによるライズ捕りはバイビジブルによるハイフロートから試して行くが、出が悪くなるとCDCダンを経て結局この毛鉤が出番を迎える。
そしてこの毛鉤にスレるとその後の釣りが非常に難しくなる様な気がする。この辺りが好きになれない所なのかも知れない。
しかし、不要か?と問われれば、ミッジのライズ捕りでは必要不可欠な毛鉤であり、叩き上がりでも明らかにミッジをセレクティブに喰っているスレッカラシに対して抜群の効果を発揮してくれる。
サイズは#18・#20・#22・・これ以上小さいのは性に合わずソフトハックルのリアクションバイト狙いとなる為、廃盤になった。
着水と同時にボディが表面張力を突き破る必要があり、ワイヤーでリブを施すか、瞬間接着剤などでコーティングしてボディーを若干重くしている。 |