私が良く通った足羽川上流域では昔から人気の渓でそれなりに釣り人も多かった。
基本的に道沿いに流れる川でどこからでもと言う訳ではないが入渓は比較的容易く遡行も私が知る限り(全域歩いた訳ではないので)では苦労はない。
[大本]や[千代谷]など、里の前は岩が散らばる平瀬だが、里と里の間は若干道が高巻く山渓流の雰囲気で昔は小渕にルアーを投じるとそれこそ数匹のイワナが湧く様に現れ、ド肝を抜く様な光景に驚かされたものである。
この渓の下流域に「江戸養魚場」があり、上流の「大本」で「稗田川」と「籠掛川」の二手に分かれる。
ここにも「中村養魚場」があり(この前後はここの特別管理で別料金、要注意)養魚場をパスして「籠掛川」沿いに釣り上がるのが良いと思う。
確かに養魚場が多い為か魚影は濃いのかもしれないが、昔から私はフライでは今一つで釣り人も多いこともあり、個人的にはあまり想い入れがない。
本来、イワナを狙っていたにもかかわらず、どちらかと言えばあまごやヤマメが混じることが多かったのもこの渓の特徴だったと思う。
2002年に訪れた時も結局ヤマメしか釣れなかった。
・・・・とココまでは1999年までの釣行を元にしての話である。
・・・で、その後2008年夏に訪れた際は、[千代谷]はサッパリだったが、[大本]ではそれなりにイワナが釣れた。
その場に居られた土地の方のお話だと昔と違ってムラがあり、今年は少し前に出た水が幸いしたのだろうとのこと・・・しかし、定評ある支流だけあり、魚影は昔から安定していると見受けている。
|