足羽を知ると福井の川が異様に気になり、美山の雑魚に嫌気が差してとうとう堀越峠を越えてしまったのが最初である。
名田庄辺りの南川水系に足を伸ばすも葦に覆われた砂地の流れと美山を凌ぐ雑魚オンパレードにうんざりするだけで、結果としては美山の方が明らかにましだった。
おそらく解禁が2月と早かった為、釣り荒れも早かったんだろう。
そんな中で少しはマシと言う状況だったのがこの久田川の上流辺りである。安曇川水系の久多川と間違われる方が多いが、水没した葦の根から小ぶりながらあまごとヤマメが少し釣れた。
それまで余り好きではなかったクイルゴードンを見直したのもこの流れである。
しかし、結果としては美山を通り越して廻り込む程の魅力も無く、結局その後は美山に甘んじていた。
そして90年代半ば・・この辺りに「名田庄トラウトエリア」と言う管理釣り場ができたと聞いて(今はどうなってるか分からない)、試しに出向いて二つのポンドで飽きない程度に楽しんだ事がある。
その時ふと脇に流れる渓を見るとその昔あまごやヤマメを釣ったのも丁度この辺りで懐かしさが込み上げてきた記憶がある。
しかし、そんな想いも一瞬で吹っ飛び、それ以来ご無沙汰になっている。・・・
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