夜駆けして天増川目指す最中、ティペットが空になっていたことを思い出し、天増川に右折するところを通り越して、海釣りでいつも生餌を買っていたヌクイ釣具店に飛び込んだ。
0.8号の糸を買って店の親父さんと話をすると・・「この前辺りでも充分釣れる!」と言われて入ったのが最初である(正直、この時だったかその次だったかは記憶が曖昧・・)。
しかし、サッパリで昼食と休憩がてらに上中町の303号と27号の交差点にあった喫茶店でコーヒーを啜っているとひとりのテンカラ師が話しかけてきた。
その時教えて頂いたのがこの遠敷川で「鵜の瀬辺りがよい。神社があるからすぐ判る。奈良のお水取りの水を汲むところ」とおっしゃった。
早速午後から入って見ると、神社があって川岸が古めかしい人工的な石畳になっているところがあった。
「ここかぁ?ホンマにここで水汲んで奈良まで運ぶんか?タイソやのぅ・・」・・・それから何度かこの遠敷川で竿を出したが、最初に教えて頂いた「鵜の瀬」辺りが中心で辛うじてヤマメが釣れた程度で、中にはあまごか否か朱点が片側にしかない魚を釣って驚いた記憶がある。
しかし、やはりここは近い様で遠く、天増を見切ったと同時に行かなくなってしまった。思い起こすとアタックはそれなりにあったので、釣果が無かったのは当時の腕の問題かもしれない。
最近天増のヤマメが増えたこともあってか、おそらくこの北川水系で探せばヤマメがコンスタントに釣れる流域があるのではないかと思っている。
もしかするとノボリも釣れるかもしれない。「オレンジの魔物」ともいえるマルタウグイ覚悟で狙って見るもの面白いかもしれない。
でも時間的にそんな余裕はないかぁ?・・・・
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