29号線の安積橋を渡らず県道を行くと三方川沿いに走ることになる。この流域も結構懐が深くて支流も多く、案内人が無ければどこで竿を出すか迷いが生じてなかなか的を絞り込めなかった。
結果的に公文川で少し救われたものの、的を外していたのか後は特筆する様な状況ではなかった。
しかし、この福知渓谷だけは白口フィッシングセンターがあるお陰か、そこから落ちた魚の恩恵に被れた。
結局、魚の顔を確実に拝みたい一心で、あっさり白口フィッシングセンターで竿を出す様になり、そうなると渓流シーズンに通う必要もなく疎遠となった。
白口フィッシングセンターから落ちた魚は虹鱒が多かったが、釣り場は虹鱒よりもあまごが主でイワナも濃かった。
餌釣のお客さんはあまごの数釣りに徹しておられたが、フライではイワナが勝りあまごは今一つだった。
余りにもあまごが釣り難かったのでストマックポンプを入れるとポンプがイクラで詰まって使い物にならなくなった記憶がある。
そのぐらいイクラ餌にした釣り人が多かった。
まあ、その頃は一般渓流でフライフィッシャーをお見受けするのは極稀だったので当然の結果だったと思う。
今の客層がどうなのかはわからないが、放流を求む客と居残りのみを釣りたい客の料金設定が別で非常に良心的な釣り場と言うイメージがあり、機会があれば訪れたいと思ってる。 |