最初に行ったのはルアーのバス釣りである。何よりもボートを終日借りてバス釣りができるのがとても魅力的だった。
今でこそハミングバード通天湖の様な「リザーバーを用いて魚影が確実に保証された鱒の管理釣場」があるが、当時はルアーで鱒類を狙うとなると、御母衣ダムか九頭竜ダムで数日の休みが必要になる。
しかも、行っても雰囲気だけでサッパリ釣れない。揖保川の音水湖でも鱒が釣れるとの触れ込みがあったがボートが無ければインレット一箇所となり、二時間も持たない。
そんな時、冬から春先にこの生野銀山湖で虹鱒が釣れると聞き、糞寒い1月~3月に通ったことがある。
しかし、正直、バスほど簡単には釣れてくれなかった。バスが居るので稚魚放流ではなく成魚放流とのことだったがバスと比べれば圧倒的に魚影は薄いと感じていた。
ボートを借りてせっせとバックウォーターを目指すか、バックウォーターに隣接するキャンプ場あたりまで車で回り込んで水量に応じて軽く立ち込める場所を探すかだが、やはりボートを借りることが殆どで、ハーリングしながらインレットを目指し、到着するとキャスト&リトリーブを繰り返すパターンが大半だった。
毎回何とかフライで釣ろうと試みたが、結局釣果面ではルアーに軍配が上がり、フライでは数える程しか釣れなかった。
もう20年程経つので・・今行ったら、釣り以前にボートを漕いでインレットまで行けるか否か・・体力的に微妙(おそらく無理?)かも知れない。 |