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 美山川(知見谷川) 
 美山で最初に竿を出したのは佐々里であるが、当時はネコ柳の細い渓で毛鉤のシーズンともなれば川通しで歩くのが非常に困難だったこともあり、最初に通い込んだのはこの知見谷である。
 葦が生い茂る平瀬が多い流れで決して歩きやすいとは言えなかったが、一応は川通しで歩いて釣り上がることができた。
 しかし、美山はどこでも同じかも知れないが、特にここは雑魚の宝庫である。本流合流点に近くなればウグイが多く、全域にカワムツが湧く・・・それでも放流量が多いのか解禁当初は餌釣師が押し寄せて「釣り切るなよぉ~・・残しとけよぉ~」と願うしかない状態だった。
 しかし、そんなに甘くはない・・4月にもなると待ち切れず餌釣師に混ざって必至にロッドを振った。
 今から思えば南向きで平瀬が多い渓でもあり比較的水温の上昇が速かったのかもしれない・・・それなりに魚は出た。
 やがて餌釣師のラッシュが終わるともう殆ど魚は残っていない・・・こうなると散らばった部分に偏って残り、上流で川が二手に分かれる辺りまでひたすら歩いて足で稼ぐしか手立てがなかった。
 ここを足がかりに本流筋や他の支流など美山全域で竿を出す様になったが、ある年、例年小ぶりにも関わらず異様にこましなサイズが出た時があった。ネコ柳の脇で「モコッ」と20数センチがライトケイヒルに出る。
 しかしこれもその年だけでその後はさっぱり・・気が付くと何時しか忘れられた様に疎遠になっている。
                                           ・・・・とココまでは1999年までの釣行を元にしての話である。
 ・・・で、9年ぶりに釣行した結果から言うと、上記をかなり修正しなければならない。
 ネコ柳や葦は殆ど失せてしまい、砂と小石のチャラ瀬が点在するだけの川になり、その昔の里川の釣りと言う風情も消え失せてしまった。
 上の写真は、上段とほぼ同じ位置から撮った9年ぶりの写真である。もはや意気込んで釣りに入る支流ではないかもしれない。それでもあえて入渓するなら、杉林裏に微かに残るポイントを拾い歩くしかないだろう。
この先、ネコ柳と葦が回復するまでは、極めて見込みが薄いと思われる。

最終釣行:2008年5月

・釣行目的/理由/魅力 葦の瀬でドライフライの叩き上がり・・・だったが、肝心の葦の瀬が無くなってしまった。
・狙う魚と釣れる魚 狙いはあまご・・その数倍以上カワムツ・・
・候補に挙がる時期  餌釣師が来なくなる4月末~6月頭まで
・釣れる魚の質/型/数 稚魚放流だけに小ぶりながら美形・・竿抜けに偏って溜まっている。
・釣場の水温/水量/水質 濁りが出るのは若干遅めだが濁りだすと釣りは無理・・
・お気に入りの毛鉤等 ライトケイヒル#14・エルクヘアカディス#16・フラッタリングカディス#14
・釣場の景観と雰囲気 葦の河原の平瀬が多い小渓流・・・だったが、砂と小石のチャラ瀬が点在して期待薄!
・立込遡行の難易度等 葦が生い茂ると難しいが早期は楽チン・・
・アクセスと駐車スペース等 側道の路肩で邪魔にならないところ
・出逢う釣師の皆さん 如何にも渓釣りと言う装備の餌釣師が多い。

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