・・とある雑誌に美山源流芦生の記事が掲載されており、「ここがエエんちゃうんか?」と地図を探してやってきたのが最初である。
何も知らない早トチリの私は「芦生」と「芹生」を見間違えていた。
結局その当時この辺りは特別区で魚影も濃かったのか、初心者の私でも何とかあまごの顔を拝むことができた。
全体的には北山杉(・・と言えるのかどうかわかってないが)を縫う様に流れ、私にはいかにも『京都の渓』と言う印象が強い。
「灰屋」の上流にこの流れに似つかわしくない大きな堰堤(ダムと見間違える様な・・・)があったと記憶しており、この辺りから道が渓から高く離れて再び道沿いになった所がお目当ての「芹生」だったが、期待とは裏腹にサッパリだった。
やがて「芦生」と「芹生」の間違いに気がつくと、「何や!まちごぉ~とるやんけ!・ややこしい!ここ芹やん!・・・芦ちゃうんやん!・・・芦生って・・美山やんけ!・・やっぱりなぁ~・・あの出合橋を佐々里と反対側に詰めたとこやんけ!・・」・・・これで益々美山に傾向することなり、この勘違いが発覚した時点で上桂川流域から足が遠のいてしまった。 |