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 美山川・本流 中~南堰堤周辺 
 昔、足繁く美山に通った頃、成魚放流区はこの辺りだった。今では「かやぶきの里」として観光バスも停留する『お食事処きたむら』さんがある所が空き地で、ここに車を止めてその前でよく竿を振った記憶がある。
 中地区から少し下がった所にあるGS前でもよく竿を振った。ここは棚野川の成魚放流区とは異なり、放流直後に雨が降ると魚が下手に散ってしまい、そうなると居座りの撒き餌釣りも功を奏せず、丹念に探れば4月末頃まで魚を拾えた記憶がある。
 こんな年はなぜかテンカラ師の方が多かった。当時はドライしか知らず、腕前も今以上にサッパリで「やっぱり日本の川はテンカラなんかなぁ~」と思わざるを得ない程、釣果は歴然としていた。
 私の釣り仲間でも一人テンカラ師が居てGS前で簡単にあまごを掛けて釣り上げた事に愕然とした記憶がある。
 私が後々ウェットを始めたのも、このときの印象が大きく影響している。何度もテンカラで誘って釣り上げられるあまごを目の当たりにして、おとなしく白々しく流れるだけで永遠に無視されるドライフライは結局高貴な英国貴族や欧米の金持ち道楽に過ぎないと思えた時もあった。
 しかし、一度だけクレーンフライが顔面にまとわりつき、カゲロウが飛び交うスーパーハッチに遭遇し、川面のあちこちでライズが見られた時があった。テンカラ師もかなりエキサイトされていたが、この時だけは日頃無視されるドライフライが信じられない威力を発揮し、束の間の優越感に浸れた記憶がある。明かにフライとテンカラは異質の釣りであることを教えてくれた流れである。・・・で、今となっては・・やはり毛鉤族の釣りが成立するまでに餌釣師の方々が本領を発揮される様で、新緑も近くなると魚影はさっぱりと思われる。
 冷静にこの美山を考えれば京大演習林を除けば特別区に入るのが無難で何時しか疎遠になってしまった。
 しかし、例えば4月の半ばに佐々里に向かう途中で複数のテンカラ師をこの辺りでお見受けすれば、魔が差して入渓するかもしれない・・・その時は、やっぱりウェットフライかなぁ~?・・・・
最終釣行:1997年4月

・釣行目的/理由/魅力 春一番の成魚放流あまご・・ライズ獲りとマッチ・ザ・ハッチ・・
・狙う魚と釣れる魚 成魚放流のあまご狙いだが、それ以上にカワムツ
・候補に挙がる時期  解禁直後に大水が出れば4月一杯・・
・釣れる魚の質/型/数 成魚放流あまご20センチ以下(成魚放流が無ければ残念ながら『ボ』は高確度・・)
・釣場の水温/水量/水質 解禁直後の雨しだい・・濁って増水すると手が付けられない。
・お気に入りの毛鉤等 ライズ捕りは各種CDCフライ・・特にクレーンフライに注目!
・釣場の景観と雰囲気 里川の本流・・景観はそれなり・・
・立込遡行の難易度等 コース取り要注意・・無理して川を渡らないこと
・アクセスと駐車スペース等 アスファルト道沿い(二車線)で近隣にお住いの方々に迷惑にならないところ・・行けば分かる。
・出逢う釣師の皆さん 圧倒的に軟調長竿の餌釣師(ご年配)が多い。昔はテンカラ師も多かった。

bacoon's favorite 釣場(渓相★★☆☆☆・魚影★☆☆☆☆) 釣魚(サイズ★☆☆☆☆・美しさ★☆☆☆☆)


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