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毛鉤を巻いて川に行く(Map)で場所を確認  滋賀県の釣り場(Top)   管轄漁協 :三谷漁協さん
 天増川 
 その昔、滋賀県内の河川で唯一・・少々拘った渓がこの「天増川」である。
 理由は琵琶湖に注がず日本海に向けて流れる河川であった事が大きい。
 しかし、当時の交通事情では微妙に遠く、その見返りに相応しくない貧果に嫌気がさして見切ったことがある。その当時は鎖のゲートがなかった。
 再び訪れたのは既に琵琶湖に流れ込む滋賀県の河川が中心になり始めた頃で10年程経っていた。
 この頃は2006年を最後に廃業された天増川漁協さんが「鎖のゲート」を設けて日券オンリーにされ、夏でもそこそこの魚を残す渓となって居た。
 その後、2008年からお隣の「寒風川」「石田川」を管轄される三谷漁協さんによって、鎖のゲートも残したままで引き継がれて、これまでと同様に期待が持てる渓が維持されると思う。
 この渓の魅力を簡単に言えば、①林道沿いで入離渓に危険や苦労が伴わない(但し、道荒れには注意)。②非常に水(量と質)が安定している。③ヤマメがコンスタントに釣れる。④釣り上がりのフライフィッシングに手頃な規模の渓である。・・・となる。
 特に「水の安定」に関しては、入口から懐深い流れにも関わらず落差も少なく堰堤がないことより、この渓を育む山の保水能力がかなり安定しているのではないかと察する。野生動物もかなり多く生息していると見受けている。
 何はともあれ、管轄される漁協さんが変わっても、この渓の環境が保持された事が確認できて、ホッと胸をなでおろしている。

注意事項:三谷漁協さんは「寒風」「石田」「天増」の三河川を管理されておられるが、「天増」だけは別券で天増川にしか入れない。
最終釣行:2010年9月

・釣行目的/理由/魅力 鎖が夏まで魚を保持・・コンスタントに釣れるヤマメ・・
・狙う魚と釣れる魚 ヤマメとイワナ、狙い場所が悪ければアブラハヤが多い渓
・候補に挙がる時期  6月~禁漁まで・・夏がメイン・・・・・しかし、5月に行けば夏以上・・
・釣れる魚の質/型/数 アベレージ17センチ前後、ヤマメは特に美形、まれに25センチ前後も釣れる。
・釣場の水温/水量/水質 青白く澄み切った流れで、少々の雨でも持ちこたえるが、増水すると手がつけられない。
・お気に入りの毛鉤等 シェルバックビートル#12、レインデェアパラシュート#14、アント&カディス各種・・ウェットはシルバーサルタン#12・・
・釣場の景観と雰囲気 堰堤もなく落差も少ない林道沿いの山渓流
・立込遡行の難易度等 初めてでも楽に入れて楽に上がれる。
・アクセスと駐車スペース等 林道沿いにあり・・林道は毎年整備されるがほぼ毎年崩れるので早期は注意・・
・出逢う釣師の皆さん 昔は餌釣師が押しかけていたが今は意外とテンカラ師が多く、フライフィッシャーもお見受けする。

bacoon's favorite 釣場(渓相★★★☆☆・魚影★★★☆☆) 釣魚(サイズ★★★☆☆・美しさ★★★★☆) 


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