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 <アンダー・ウォーター>
スキン・シュリンプ
Skin Shrimp
<<  日射しがある日中に何とかしたい・・で用いる小エビ  >>
 フライでバスを狙う様にはなったが、所詮、家族サービスで忙しく渓も厳しい夏の片手間釣り・・朝夕のトップウォーターの釣りである。
  ところが状況によっては朝がズレ込んだり、夕方の時間待ちなど、日中に竿を出す場面も増えてきた。 こうなるとトップウォーターでは話にならずアンダーウォーターの釣りが要求される。
 当然この様な状況で用いるフライは別項で示したストリーマーやアトラクター群に属する毛鉤であった。
 それなりに釣れたものの、朝夕にこれらの毛鉤を用いる時とはケタ違いで、当時ルアーマン達で流行り出した小刻みに竿を震わせて釣る【ツネキチ?(ダウンショット・リグ)】には遠く及ばなかった。
 そこで・・その昔、ヘビキャロやテキサスにマスバリリグ等、ワームの釣りが広がりを増した事に嫌気がさしてバスのルアー釣りを止めたにも関わらず、どんなものか?・・とルアーロッドに持ち替えてダウンショットを試してみた。 やはり、私の性には合わず味気ない釣りに感じたものの、時間潰しの余興程度にはなってくれた。
 「(こう言う状況で)アレ(ダウンショット)に対抗できるフライはないやろか?」
 ・・・そんな思いを抱いていた時、何気なしに見た釣り番組で波止場の朝バネ釣りならぬ、朝バス釣り・・をやっていて、「琵琶湖の漁港でブラックバスを餌で釣るなら、スズキのエビ撒き釣りと全く同じ要領で行ける」・・との説明だった。
 ・・・とその時、【ポン!】と胸中で手を打つ音がして、「こいつや!エビや!透明エビのフライを拵えたら・・アイツ(ダウンショット)に対抗できるんちゃうか?」・・・・そして適当にエビ(シュリンプ)と見立てて拵えて見たのがこの毛鉤である。
 正直、ココまで当たるとは予想外・・・・フォールの最中でもヒットするし、エビが後退りして逃げる様に、ピョンピョン・・と引けばあっさり喰ってくれ、結果的にコイツは終日効果的なフライとして私のバス釣りを底辺で支えてくれた。 
 当然、広範囲に手返し早く探れるダウンショットには敵わなかったが、遠く及ばないと言う状況はかなり改善されたと考えている。
 しかし、ダウンショットリグが味気ないと感じた性分はこのフライを用いても大同小異で、味気なさは拭い切れない・・鱒で言えば【タコフライ】の数釣りにも酷似している。
 故にバス釣りに熱中していた頃の終盤は、朝夕には用いず、日中に結んで投じる暇つぶしフライとなってしまった。
 また、鱒類向けアトラクター類の多くがバス釣りに用いて有効であったことから、この毛鉤を鱒釣りに活用できないかと何度か試して見たものの、私の住む近郊の鱒釣り場ではサッパリだった事を書き添えておく・・やはり鱒には同じエビでもシュリンプではなく、もう少し小ぶりのスカッドなんだろう。
 2009年11月現在
巻く時の留意点 特に気にしていない。
最初に巻いたスタイルから変更したのは、胸のダビングをシュリンプダブからメルティーファイバーにした程度・・・
釣果はどちらでも同じ様なものである。
使う時の留意点 エビを意識すること・・かな? バスの視界に入ればかなりの確率で喰ってくると思っている。。
使用フック(サイズ) #10 TMC3761 
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(ホワイト) ②レッグ=フラッシャブー(クリスタル) ③アイ=手芸ビーズ(黒)
④ボディ=胸はシュリンプダブかメルティーファイバー(ホワイト)、ヘッドから胴体はサビキ・スキン(クリア)
bacoon’s favorite ★★★☆☆

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