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 <カディス(セッジ)&ストーンフライ>
ゴダード・カディス
Goddard Caddis
<< 入梅以降の山渓流、白泡周りとガンガン瀬・・水面に馴染んでからがシブトイ毛鉤 >>
 初めてこの毛鉤を雑誌で見たときは、ケースドカディスの模倣とも書かれていた為に渓に持ち込んでもあまごやイワナがこんなシルエットで釣れるとは思って居なかった。
 クリップドボディーのこの毛鉤を最初に巻いたのはバス釣り暇つぶしのブルーギル用で、シャンペンコルクを抜く様な音を立ててライズするあの忌々しいギルを掃除するには打って付けの毛鉤であった。
 ところが確か秋口の管理釣場で試して見ると予想外に虹鱒やあまごがヒットし、早速翌シーズンからしっかりドライフライのライブラリに加わり今日に至っている。
 出番を迎えるのは梅雨の晴れ間以降からシーズン終盤までテレストリアルを意識するがカディスも・・と言う状況で、入渓した区間の状況を知る毛鉤としては打って付けと思っている。
 とにかく浮きが良いとは言わないが沈まない。その辺りはドライフライと言えるか否か微妙だが水面に馴染んでからはしぶとく流れる毛鉤である。
 フォルスキャストを力強くやれば結構浮力が回復し、フロータントでマメに浮力を回復させながら釣り上がるのが面倒なぐらいスピードアップして距離で稼ぐ炎天下の釣りでは非常に重宝する。
 もうひとつは白泡周り・・邪道かも知れないがドライフライしか持ち合わせてない場合の白泡水面逆引き一発勝負は何時もこれで、白泡に投じて切れ目で出すことを考える時や白泡の脇の細い筋に置いて待つ様な釣りでも、もっぱらこの毛鉤の出番が多く、今では欠くことのできない毛鉤である。
 本来はアンテナをつけたパターンが正解と言う話を聞いたこともあるが、私は着けない。
 サイズは#14メインで極稀に#12を使用するが、#12はシルエットが白々しく余り好きではない。
 2009年1月現在
巻く時の留意点 ボディーのディアヘアは密に詰めて巻くことだけ・・あとは適当
使う時の留意点 少々ドラッグがかかっても無視して流す・・ピックアップも水面を滑らしてゆっくりターンさせる様に・・・これでも結構魚は出てくるが、もはやこうなるとドライフライフィッシングと言うよりはウェットに近い・・・拘らなければ結構ツブシが利く毛鉤である。
使用フック(サイズ) #14・#12 TMC531/MARUTO d23
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(キャメル)  ②ボディー=ディアヘア(#14:ナチュラル/#12:ライトブラウン)をハサミで刈り込
③ハックル=ブラウン
bacoon’s favorite パイロットフライ(流す★★★☆☆・置く★★★☆☆) ライズ捕り☆☆☆☆☆ 一発勝負★☆☆☆☆

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