巷でロングリーダーが爆発的に支持される様になると、それまでの毛鉤を押し退ける様に新種の毛鉤が賑わいを極めた。
私なりにソラックスとCDCのダンパターンは活路を見出したものの、その他はこれまでの毛鉤と被るか使い方が今一つ解らずじまいに終わった。
そんな中にコンパラダンがある。最初はCDCダンの叩き上がり代替選手として期待したが、やはり浮力に問題がありボツ!・・・であればとバリエーションにエアロドライウイングでシャックを施すが今一つ!・・であればイマージャーにとスパークルダンを試みて、ズーロンのシャックにすると私の技量で巻かれた毛鉤は水没してしまい試行錯誤に終焉を迎えた。
ところが最後のスパークルダンが若干頭の隅から離れず、「ズーロンの沈みをCDCで支えれば何とかなるのではないか?」と考えて巻いてみたのがこの毛鉤である。
さして期待もせずタバコを吹かしながら投じたフローティングニンフが見切られた時、即刻タバコをもみ消してこの毛鉤に手が伸びる単細胞の自分が情けない。 |