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 <クイルウイング>
シナモン・キング
Cinnamon King
<<  カディスシーズン最盛期・・フラッタリングが煮え切らなければ、リッフルヒッチでウェイキング!!  >>

 カディスシーズン最盛期の夕暮れは毎回フラッタリング・カディスを意識していて、いざ取り掛かると決めたら、まずはマドラーセッジを踊らせて誘うこととなる。
 殆どはこのやり方で当り外れがはっきりするが、時として煮え切らない状況に陥ることもある。
 概ねこの様な状況は魚が水面を割りにくいので沈めるウェットを考えることが多い。
 そこで色々と試してみたところ、ダンケルドも悪くはないが、特に良かったのがこの毛鉤であった。
 フラッタリングと同じ様なウェイキングから入って、引き波を立てる様にスイングさせた後、最後は一気に水面直下に沈めてしまう・・この釣り方で救われたことが何度かあった。
 比較的大型に巻く割には装飾度が少なく、フライボックスに納まっている時は地味な泥臭い毛鉤の様相であるが、この様な状況で用いると泥臭さが拭われて端正に見えてくる程、容姿が頼もしくなる毛鉤である。
 とにかく水面直下に沈んだ状態で豹変する様に魚を誘い、『ガツン!』と力強い当りでしっかり顎を捉えてくれる。
 現在、ヒゲナガが飛来する大淵や深瀬ではマドラーセッジでフラッタリングから入るか?ウェットでコイツを結ぶか?どちらにするかを迷うことが多くなった。
 しかし、渇水気味の渓やカディスの飛来と無関係の状況で用いても、漂わすだけでは単に枯葉や木枝などの浮遊物の域を脱していない。
 ココだけはくれぐれも注意が必要と思われる。・・・私の使い方が誤っているだけかもしれないが・・・
 2009年7月現在
巻く時の留意点 ハックルは分厚く!ドライフライ以上に分厚く巻くのがお気に入り!
使う時の留意点 私のウェットの釣りは確かにフライを動かし過ぎかもしれないが、この毛鉤だけは動かすのが良いと思う。
流れが単調であったり、大場所であればリッフル・ヒッチをかましてウェイキングさせるのが気に入っている。
使用フック(サイズ) #8・#6 TMC3769/MARUTO w57SH
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(キャメル)  ②ボディー=コンドル・クイル(オレンジ:黄色が強め)
③リブ=オーバル・ティンセル(ゴールド) ④ハックル=コックハックル(ブラウン)
⑤ウイング=シナモン・ターキー・クイル  ⑥バーニッシュ=クリア
bacoon’s favorite リードフライ★☆☆☆☆   ドロッパー★★☆☆☆   一本勝負★★★☆☆

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