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 <クイルウイング>
マーロックス・フェバリット
Malloch’s Favourite
<<  渓流シーズン前半、釣果を期待できるリードフライ・・・最も信頼のおける水中鉤   >>

 マーロックさんのお気に入りはbacoonのお気に入りでもある。
 華やかなウェットフライの中では至って地味な容姿で、クイルゴードンの上から無理やりダッククイルを巻き付けた様な飾りっけのない風貌であるが、かと言って不細工でもなく味気なくもなく、非常に端正なスタイルが気に入って巻いてみた。
 私の場合、100%リードフライとして起用する。
 実力はかなりのもので、実際、水面近傍で魚が毛鉤を捕らえる瞬間を目で見て合わせることが多い私の釣り方でも、未だにこの毛鉤が喰われる瞬間をこの目で見たことがない。
 全て水中にあるこの毛鉤が自らが魚に銜えられた事をラインとロッドを介して微妙な脈で教えてくれる。
 しかし、ドロッパーで魚を掛けることが多い私の釣り方をよく理解しているのか、決して目立った主張をせず、日頃はひたすらドロッパーを安定させるアンカー(碇)に徹し、ドロッパーを見限って定位に戻ろうとする魚に最後のアピールをすることも忘れない。
 シーズン前半、リードの位置をシルバー・サルタンやジョックにバトンタッチするまで、本当に頼りになる水中鉤である。
 2009年6月現在
巻く時の留意点 ボディーのピーコッククイルはクイル・ゴードンの様にアイではなくハールを用いる。
どちらが正解なのかは気にしていない。あくまでも私の好みである。
使う時の留意点 とにかく水中鉤として機能させる為、ティペットに結んだら素早く水に馴染ませる事を考える。
故にオーバーターン気味の力強いプレゼンテーションを心掛けるが・・・力み過ぎると絡むのでその辺りは適当・・・・
使用フック(サイズ) #10 TMC3769/MARUTO w57SH
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(キャメル) ②ティップ=フラット・ティンセル(シルバー)
③テール=ブラウン・ハックルファイバー ④ボディー=ピーコック・ハール(ストリップ)
⑤ハックル=ブルー・ダン ⑥ウイング=マラード・ダッククイル ⑧バーニッシュ=クリア
bacoon’s favorite リードフライ★★★★★   ドロッパー☆☆☆☆☆   一本勝負☆☆☆☆☆

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