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 <クイルウイング>
ペール・イブニング・ダン
Pale Evening Dun
<<  どう見ても、それなりに釣れる気がする毛鉤・・しかし、私とは相性悪い!  >>
 巷で有名なPMD(ペール・モーニング・ダン)・・・パラパラとパターンブックを捲っていると、コイツの親戚の様な毛鉤が目に飛び込んだ。
 ペール・イブニング・ダン・・・その頃から私の釣りも夜駆けを止めて、朝は往路の移動中で夕方がベストタイムとなる場合が多く、イブニングを意識したルックスとネーミングが気に入ってマテリアルを確認したところ、ナチュラル・シールス・ファーを買い求めれば後は何とかなりそうだった。
 「コイツは行けるやろぉ!イブニングに使い易そぉ~やん!名前からしてピッタリや!・・あぁ・・ココにも載ってるし!結構有名なんや!」
 あちこちのパターンブックや雑誌に名を掲げるこの毛鉤に何の疑いもなくナチュラル・シールス・ファーを購入・・・様子見のお試しも素っ飛ばし、いきなり量産した挙句に渓に持ち込んだ。
 ところが、コイツが当りもカスリもしない。
 「何でや?どこがアカンねん?こんなけ有名なんやし!絶対釣れるハズや?・・これで釣れんのは今日はウェットがアカンのか?」・・・と他に変えるとあっさり釣れる。
 「いっぱい巻いたのにどないすんねん!!・・この白っぽいのが白々しぃんか?」・・と、ハックルをクリームに変えてもダメ・・とにかく、サッパリと言っても過言ではない。
 結局、今ではフライボックスのクリップから取り外された量産毛鉤が机の引き出しで冬眠状態にあり、大きく期待を外して現在に至っている。
 しかし、どうも様子がおかしい・・ここまでのハズレが一般的なら絶対に巷で定評を得るハズがない。
 よくよく考えると、どうも私の場合・・シールスファーを用いた毛鉤とは相性が頗る悪い様な気がする。
 この辺りを頭に入れて何とかこの壁を突破したいと考えている。・・・が、ブチ切れて廃版にする可能性もある。・・かな??
 2009年7月現在
巻く時の留意点 テールやハックルをホワイトで巻かれる方も居られ、ホワイトの在庫過剰にあるが、個人的にはクリームが好み
偉そうな事を書いているが、実際・・ホワイト品とクリーム品が混在すると、完璧に見分けることが難しく、気分の問題であることに漸く気が付いた。
使う時の留意点 今ひとつ・・わかりません。
使用フック(サイズ) #10 TMC3769/MARUTO w57SH
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(ブラック)  ②タグ=フラット・ティンセル(ゴールド)
③テール=ハックル・ファイバー(クリーム)  ④ボディー=シールス・ファー(ナチュラル)
⑤ハックル=コック(クリーム) ⑥ウイング=ダック・クイル  ⑦バーニッシュ=ブラック
bacoon’s favorite リードフライ★☆☆☆☆   ドロッパー★☆☆☆☆   一本勝負☆☆☆☆☆

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