ウェットを始めようと意気込んで毛鉤を巻いてみると、クイルウイングは勿論のこと、フェザーウイングのパターンでもガッカリする様な毛鉤しか巻けない。
クイルは割れまくり、フェザーは毛先がバラバラに広がり、ヘッドは巻きすぎて頭突き100連発を喰らった様な頭でっかちで、パターンブックに写る端麗な姿には程遠かった(この辺り幾分マシにはなったが、未だ完全にクリアできてない)。
仕方なくソフトハックルに甘んじることになる・・・となれば、ソフトハックルを代表しているかの様な巷のフレコミを信じて、この毛鉤を巻いてみた。
パートリッジの羽のサイズを誤らなければ巻くことはそんなに難しい毛鉤ではなく、実際よく釣れて色々なバリエーションを巻いた。
イエロー、ブルー、グリーン等・・・一時期、#14はパートリッジ&イエロー、#12がオレンジ、#10はパートリッジ&ブルーで通したこともある。
特にお気に入りは#14のイエローでミッジのライズ捕りをやるような状況でも沈めて浮き上がらせるだけで結構ヒットすることがあった。
また、ケタバスの釣りではかなりの好成績を上げており重宝しているが、ここのところ渓で余り使用しなくなったのは、他のフライに興味があってそちらに手が出ることが多いからで、この毛鉤は既に一定の成果を出して温存している『迷いが生じたときの基準』と言えるのかもしれない。 |