このロッドを購入する前にこの位置に鎮座していたのは[FREESTONE FV 864]だった。コイツは飛距離が出て管理釣場ではバッチリだったが、渓流で使用するとなれば浮かべるにせよ沈めるにせよ中途半端な竿であった。
そしてこの[FREESTONE FV 864]のティップが折れておシャカになったことを機会に、考え方はそのままで若干ドライやフラッタリング向きの【浮かべる系ロッド】とどちらかと言えばウェットやイマージャー等沈めることに重きを置く【沈める系ロッド】に別けることにした。
その後者(沈める系)は長さが8フィート6インチ~9フィート未満で#4、バットがしっかりしていてティップが繊細なロッドをイメージした。そこで選ばれたのがこのロッドである。
結果的に表層をドロッパーで狙うウェットウライやイマージャーの操作、加えて遠距離のミッジはかなりやり易くなった。
ルースニングは繊細さに欠けるが、元々私の場合は大増水か濁りが入らない限りやらないのでそれほどストレスは感じない。
一方、ドライフライフィッシングは軽快感やメンディングのやり易さを求めなければ大丈夫で少々風が吹いても#4なので気にならない。
一言で示せば、#3で非力と感じる場合に[沈める6:浮かべる4]で用いる#4万能ロッドと言えるだろう。
そう言う意味では[河川管理釣場6:渓流4]が比率となるフライフィッシャーには打って付けかもしれない。 |