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   足周りの装備
  

 他の道具類に至る前にもう一つ、竿と糸とリールに等しいレベルでしっかり準備しなければならないタックルが足周りの装備です。
 ウェーディング・ギア・・やりたいことがA(渓流河川志向)ならばこれは完全に必需品と考えて下さい。
 B(湖沼止水志向)やC(不特定対象向)の場合も行きたい釣り場の下見ができればこの上なく、大半の釣り人ががウェイダーを着用していれば必需品と考えるのが無難で、大同小異ニーブーツ等の足周り装備が必要になってきます。

 この様に、この釣りではウェイダーがないと釣りが成立しない釣り場は少なくありません。
 ・・ですから、明確に不要と考えられる場合(桟橋かボートの釣り、またはリザーバーのバス)を除き、必需品と考え・・・・
 
「ブーツフットの安物でも良いのでウェイダーをひとつは手元に持って置く」
・・・のが無難です。加えて・・
 
「試着して深くしゃがみ、強く突っ張る部分がないかを確認すること」
・・・が後悔しないコツです。
 若干靴のサイズが大きいと感じたら靴下を重ね履きすることで解消できます。当然ガボガボは危険ですが、殆どの場合この様にはならないと考えます。

 これを信じて安物ゴム引きのウェイダーでデビューしたとします。
 そこでウェイダーは必需品と解り、本格的にこの釣りにハマって行くと・・
 ほぼ100%「騙された!」思われるかもしれません。
 おそらく浸透性素材のウェイダーに買い替えられるでしょう。そのぐらい快適性では比較に及びません。
 しかし、そこに至るまでの実釣で不要と感じられたり、最悪この釣りが合わずに止めた場合の損害を考えると、最初からロッドに匹敵するかそれ以上の高価な浸透性素材のウェイダーをお勧めする訳には行きません。
 予算が有り余るならば浸透性素材が優れているのは疑う余地なしです。

 但し、ウェイダーも長い目で見れば消耗品です。殆どの場合、水漏れなどで使用に耐えなくなる事故は現場で起こります。こんな事態に対処すべく予備が必要となるものです。
 ココでお勧めしたウェイダーは将来緊急事態の予備になると考えれば決して無駄にはなりません。時折、渓で海外ブランドの道具立てで浸透性ウェイダーを着用したフライマンが「今日はウェイダーが破けてしまって、釣りにならないです。」と言う場面に出くわしたります。
 当然、即刻2着目の浸透性ウェイダーを近々中に購入されることと想像しますが、この段階で予備の安物を併せて購入されるとは考えにくく、現場でウェイダー破損による釣りの断念を何度か繰り返される事でしょう。

 とにかく、将来この釣りを趣味とする事になれば、例え日帰りでも釣りの時間を充実させる上で・・ロッドやリール以上にウェイダーの予備は必要と考えます。
 その様な意味からも、浸透性・ネオプレーン・ウェーディングシューズかブーツフットなどなど・・本格的にやると決めた二着目でお考えになられても決して損にはならないと考えます。

 もうひとつ、注意点があるとすれば・・・・
 
「昨今急激に出回っているフローター専用は避けること」・・です。
 足周りをおろそかにすると危険が伴うと考えて下さい。

 後はサイズでしょうが、私は3Lの体格で渓流ではウェストハイで苦労した経験はないですが、体格Mの釣り仲間は時々苦労する様です。
 この辺りを参考にウェストハイかチェストハイのどちらかを決められるとよいでしょう。
 止水で立ちこむことを考えればチェストハイが無難です。

  

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