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 <カディス(セッジ)&ストーンフライ>
パラシュート・カディス
Parachute Caddis
<< カーブフックで採用に踏み切ったパラシュートタイプのカディスパターン >>
 カディスパターンのパイロットフライと言えば、今現在はデルタウイングのエルクヘア・カディスが主役でフラッタリング・カディスやゴダード・カディスが時折代役として起用される状況であるが、ここに至るまで色々なパターンを使用するも、このカディスパターンにおいてはロールウイングタイプを一時期使用したものの、パラシュートタイプは全く使用歴がなかった。
 当然巷でパラシュートカディスなるものが存在する事は知り得て居り、これらを真似て何度か試作を拵えてみたものの、メイフライやテレストリアルのパラシュートパターンと比べれば非常に扱い辛いと感じて採用を見送った事は記憶にある。
 正直申して、タイングの面白さが先行して出来上がった様な雰囲気で、カディスのシルエットに無理矢理パラシュートを組み込んでも実釣で使用するメリットが全く見出す事ができなかった。
 これも恐らく、私がカディスを使用する場合の気分的なところで、デリケートなスローテンポではなくリズミカルなアップテンポが染み付いていたからだろう・・・とにかくパラシュートタイプのカディスパターンはどれもこれもが尽く私の気分を逆撫でするものだった。
 ところが昨今手にするロッドは巷で言うところのロング(ティペット)リーダー対応の軟調ロッドが多くなり、必然的にリーダー(ティペット)も長目となって来ている。こうなると手持ちのカディスパターンは時としてティペットにチリチリを発生させてしまい、イライラしながらも我慢していたのも実情である。
 そこで已む無く、今一度採用に向けて試作を繰り返した結果・・「何とか使用に耐え得るか?」・・と言うところまで漕ぎ着けたのがこのフライである。早い話が、手にしたタックルがたまたまロング(ティペット)リーダー対応の時のカディスパターンで、リズミカルなアップテンポの釣りでは恐らく使用しないと思う。
 2011年10月現在
巻く時の留意点 最後まで迷ったのがフックの形状でストレートフックはハックルをそれなりに分厚く巻かないと横倒しになり易く、ある程度軽く拵えたかったが為にカーブフックにしてパラシュートポストも短めにするとバランス的に良くなった??・・・と感じている。
使う時の留意点 やはりパラシュート族の中では扱いにくいフライと感じる!
いい加減にハチャメチャなキャストをするとティペットがウイングに絡んでしまう。
使用フック(サイズ) #16・#18 GRAIN ANT HOOK
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(オリーブ)  ②パラシュートポスト=エアロドライウイング(フローセントオレンジ)
③ボディー=ピーコック・アイ(黄色染めのストリップ) ④ウイング=エルクヘア(ブリーチ)
⑤ハックル=グリズリー(ペイルイエロー染め)
bacoon’s favorite パイロットフライ(流す★★★★☆・置く★☆☆☆☆) ライズ捕り☆☆☆☆☆ 一発勝負☆☆☆☆☆

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