シェルバックビートルを手に入れてから、もう少しシルエットが細身のパターンがほしくなり巻いてみたのがこのパターンである。当然浮力はシェルバックビートル同様、パラシュートポストとボディの中身となっているレインデェアが大きく担っている。
渓に持ち込むと非常に使い易く、釣果も問題ない為、それまで愛用していたブラック(ナット)パラシュートや「イワイイワナもどき」を廃盤にし、今ではテレストリアル#14パイロットフライの代表格になっている。
コイツもシェルバックビートル同様、時期的に日陰や白泡周りのピンスポット狙いから短い距離を流す程度であるが、とにかく良く浮き沈まない。
使用していて不思議に思うのは、この毛鉤を使用している時はアタックが極めて小さい波紋で消しこまれることが多く、バルジンやスプラッシュは滅多に無く時期に似合わないディンプルの様な出方で一瞬で消しこまれることが多い。
従ってライズが小さいと侮ると、いきなり良型である事に気が付いて泡を喰らって慌ててバラしかねない。
サイズは#14がメインで#16も稀に登場するが、ここまでサイズダウンするとレインデェアの浮力効果は余りないと思う。 |