毛鉤を巻いて川に行く(Top)フライボックスストリーマー&アトラクター・フィッシング>ストリーマー>マツーカ
<<BACK  ストリーマー&アトラクター・フィッシング(Top)  NEXT>>

 <ストリーマー>
マツーカ
Matuka
<< 小魚をイメージすれば、まず候補に挙がるストリーマーの代表選手  >>

 ルアーからフライに転向する段階で、最初は訳もわからずフローティングラインとシンキングラインのタイプⅡとⅢを準備した。
 ところがこのシンキングラインはルアーと比較すれば話にならないぐらい沈みが遅く、カウントダウンするのもアホらしくなる程、私の性に合わなかった。
 従って、本格的に沈めるとなればルアーで狙う様になり、フライはもっぱらフォローティングラインによる表層の釣りとなっていた。
 そして今、渓流がメインフィールドとなっている私にとって、この傾向は益々強くなり、フローティングラインで釣りにならない所は対象外になってしまったと言える。
 当然、風が出たらインターミディエイトで水面直下を漂わす事ぐらいは視野にあるが、基本は所謂「表層の釣り」で頑張ってもタイプⅡが限界である。
 こうなるとラインでフライを沈めることができず、手返しを早くするには・・フライ自体を沈め易くする為に、ある程度シンカーを巻きこまなければならない。
 結局、このスタイルに順応できて扱い易いストリーマーがこのマツーカだった。
 さて、ここに単に「マツーカ」として紹介しているが、これがドライフライであれば単に「パラシュート」として居るに過ぎない。
 別項のドライフライでは様々なパラシュートを紹介している事もあり、この項でも若干迷ったのは事実である。
 しかし、ここで分けて紹介するとしてもドライフライと比較すれば著しく経験が乏しく、それぞれの印象を細かく記述するところまでに至らないのは明白である。
 従って、まとめて已む無くここでは「マツーカ」として紹介することにした。
 今現在使用を考えるのは、写真にあるブラウン・マツーカ以外にグリズリー・マツーカとこのスタイルで巻かれたタウポ・タイガー似のフライとなる。
 ストリーマーを日頃から駆使されるフライフィッシャーの方には私なんぞがこれ以上書いても無駄なので、ここでは渓流主体でストリーマー未経験のフライフィッシャーの方々にワンポイントで釣り方を示すと、イマジャーの釣りをイメージすればよい・・と思う。
 タックルの番手を上げて、毛鉤もでっかくなった・・ぶっ飛ばしイマジャー・フィッシングと思えば良く、ラインを引く演出は羽化ではなく小魚をイメージすれば魚が勝手に銜えてくれる・・程度で、場所さえ間違わなければ釣りになる。
 余り大行に考えすぎず気軽に考えて用いるのが良い。・・・と思う。
 2009年10月現在
巻く時の留意点 毛先までファイバーが長めのインド鶏のコックハックルで巻くのが基本だとは思っているが、グリズリーだけは持ち合わせにしっくり行く羽根がなく、未だヘンハックルで我慢している。・・・従って透明感が無くイマイチ?!
使う時の留意点 これと言った意識はしていない。ルアーのミノーやスプーンを引くときと同じく、小魚をイメージしている。
使用フック(サイズ) #8 TMC5263/MARUTO i09 または #8 TMC300 
使用マテリアル ①スレッド=ユニ6/0(ブラック) ②ボディー=シェニール(各色)またはウール(各色)
③ウイング=コックハックル(ブラウン、グリズリー、バジャーのいずれか)4枚
④リブ=オーバル・ティンセル(銀または金)
bacoon’s favorite ★★★★☆

<<BACK  ストリーマー&アトラクター・フィッシング(Top)   NEXT>>


Copyrights© bacoon all rights reserved