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 <ストリーマー>
マドラー・ミノー(ロング・シャンク)
Muddler Minnow
<<  私なんぞが説明不要?!・・ストリーマーの代表格!! >>
 別項のウェットフライに記したマドラー・ミノーはどちらかと言えばミノーと言うよりはインセクトやバグと言った昆虫系であろう・・それとは若干異なりロング・シャンクに巻かれたこのタイプは明らかにミノーを意識したものと考えている。
 まあ、私の釣行スタイルからして・・マドラー・ミノーがティペットに結ばれるのも稀であり、その中でもこのミノーを意識したタイプはバス釣りから遠退いた現在では数年に一度あるか否かの状況かもしれない。
 しかし、ひと度結ぶと毎回それなりに力量を発揮してくれるのも、このフライが生まれながらに洗礼され幾多のフライフィッシャーによって卓越した域に持ちあげられたが為であろうと察する。
 別項で示すバックテールストリーマー同様、コイツはシンカーが巻き込めない為、沈めるとなればシンキング(ライン)を用いない限り、タカが知れている。
 当然、シルエットからして、カジカやカマツカなど底に生息する小魚に似ており、沈めると効果抜群とは考えるが、未だその様な釣りは試みたことがなくこれ以上は何とも書き様がない。
 だが、この毛鉤は特に沈めることに拘らずとも普通に用いて表層を引けば、それなりに魚が銜えてしまう毛鉤であると考えている。
 バックテールストリーマーが流れを利用して動きを表現させたり、引き倒したりしなければ効果が出ないのに比べて、コイツは漂わすだけでもそれなりに効果がある毛鉤である。
 但し鱒であれバスであれ、魚に飽きられるとその後はサッパリでこの辺りは無駄に我を通して用いないのが得策と考えている。
 今のところは・・・・
 2009年10月現在
巻く時の留意点 アンダーウイングのスクレイル・テールを取り付ける際、ある程度上向きに角度をつけるが、鋭角に取り付けるとボディーが綺麗に見えて上出来に仕上がりそうだが、その後クイルウイングを取り付けると極度のアップライトになってストリーマーに見えなくなる場合がある。・・・かといって、角度を無くし過ぎるとボディーを隠してしまい、出来上がりは魔女の箒の如くしっくりしない。・・・この辺り、余り本数を巻かないので毎回個体差が出てしまう。
また、ウイングとテールはターキーが本家と考えるが、ストリーマータイプではピーコックのシルエットが好み・・・
しかし、どちらを使用しても巻き貯めて保管している時に不用意にクイルに何かが当たると割れてしまう・・
直ぐに整形すれば戻るが割れたままの放置は時間が経つと戻らなくなるので注意が必要・・・と思う。
使う時の留意点 沈めることに必要以上に拘らず表層を引いてもそれなりに出る・・・と思う。
使用フック(サイズ) #8 TMC300 
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(ブラック) ②テール=モットルド・ターキー・クイルかピーコック・クイル
③ボディー=フラット・ティンセル(ゴールド)  ④アンダー・ウイング=スクレイル・テール(ナチュラル)
⑤オーバー・ウイング=テールと同等のクイル  ⑥ヘッド&レッグ=ディアヘア(ナチュラル)
注)写真の物はテールとウイングにピーコック・クイルを用いている。
bacoon’s favorite ★★★★☆

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