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 <クイルウイング>
ブッチャー
Butcher
<<  余り物で巻いたが為か、サッパリ効かないドラ息子、ココまで外すのも珍しい?   >>
 ジョックに一目惚れしてせっせと巻き貯めを始めると、デスクの隅にホワイトティップを切り取られたブルー・マラードが積み上げられる。
 「・・ぅん~・・ホカすの勿体ないなぁ~・・ちゅぅ~事は・・あれかぃ?・・・『あぶどら・ざ・ブッチャー!』・・・ってホンマ釣れるんかぃ・・こんな格好で、大丈夫かいな?・・名前も教授(プロフェッサー)と一緒やな・・肉屋(ブッチャー)やて・・ナンボ考案者が肉屋さんやから言うて、せめてソイツの名前かニックネームで呼んだれや!・・ホンマ・・」・・・と巻いては見たが、予想通りサッパリ釣れない。
 「見てみぃ~や!・・サッパリやんけ!・・・ホンマどないやっちゅう~ねん!・・シャキッとせんかぁ!」と、喝を入れてもどこ吹く風、これ程大きくハズした毛鉤も珍しい。
 使っていても・・「どぉ~見てもゴミやんけ!この肉屋!」となり、それなりに良く釣れる日に用いても、結果は同じ・・・ここまで来ると自分の事を棚に上げて毛鉤に問題があると決めつける悪い癖・・試しにブラディー・ブッチャーを巻いてみた。
 しかし、結果は同じくサッパリである。
 「あと試してへんのが強い濁りの流れだけや!・・それでアカンかったら廃盤じゃぁ!・・わかったなぁ!・・そもそもジョック巻いてへんかったら、お前なんか絶対に巻いてへんわ!」と、ジョックと比べると酷い扱いで、釣れない毛鉤への罵声を一手に引き受けて可哀想な反面、(お前が使い方全くわかってへんだけや!)と言う鼻に掛けた様なスタイルでホイットレーに納まってるのも忌々しい。
 サイズは#10と#12だが、確かにここまで外すと今ではティペットに結ぶのも躊躇う様になっている。
 しかし、本当にこの毛鉤を誰が使用してもサッパリであれば、ここまで有名になっているハズがない。
 おそらく、私の懐疑心がこの毛鉤を委縮させ、偏屈な毛鉤に仕立て上げたのかもしれない。
 そう思うと、簡単には侮れないと言う思いが湧いて、気になって仕方がない。
 どなたかこの毛鉤をお使いで、それなりに魚を掛けて楽しんで居られれば、是非とも使い方をご教示頂きたい。
 2009年6月現在
巻く時の留意点 ウイングは割れやすいが、細くもなりやすいので、やや太めの幅で寝かせるつもりで巻いていくと適度にアップライトになってくる。・・様な気がするが、その辺りエエ加減で適当!
使う時の留意点 わかりません!最近エエ加減・・・頭に来ている!(イライラ・・)
使用フック(サイズ) #10・#12 TMC3769/MARUTO w57SH
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(ブラック)②テール=ダック・クイルの赤染め(本来はスカーレット・アイビス)
③ボディー=フラット・ティンセル(シルバー) ④ハックル=ブラック
⑤ウイング=ホワイトティップ・ブルーマラードのブルー部分  ⑦バーニッシュ=ブラック
bacoon’s favorite リードフライ☆?全くダメ!  ドロッパー☆?サッパリ!  一本勝負☆?使う気なし!

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