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CANTATA 2100・2150・2200
ufmウエダ
<< 憧れのマシンカットは温存された『箱入り娘』・・ >>
 私と同じ頃にフライを始められた方なら、使わずともご存じのハズでご使用になられた経験をお持ちの方も少なくないだろう。入門当初に足繁く通ったショップのマスターに言わせれば「オービス(CFO?)に憧れても手が出せん人はこれ買わはんな!」とのことだった。
 しかし、それでも当時の私には高嶺の華で、手に入れるまではかなりの年月が経過していたと記憶する。
 そして漸く所持して渓に持ち込んでは見たが、やはり機能的には廉価版のダイキャストリールと大きく変わることはなく、単純にマシンカットリールを装着していると言う満足感が湧き起こるだけだった。
 それ以上に弊害も発生した・・・タカが【糸巻き】のリールに奮発したことで貧乏根性が台頭し、傷を気にしながら腫れ物に触る様な扱いになってしまうのである。
 そもそもこの様な扱いが続けられる性分ではなく・・「結局、格好だけやん!・・誰も見てへん渓でこんな事に気ぃ~使ぉてもしゃぁ~ないし!」とデスクの引き出しに『箱入り娘』の如く温存され、比較的損傷する可能性が低く他人様への露出度が多い管理釣り場で使われながらも渓流では専ら廉価版リールを割り倒す日々が繰り返された。
 そしてもう一つの憧れであったマリエットのCMRが値を下げ始めた頃に漸くマシンカット一色となって常用リールの仲間入りを果たした
 この様になったキッカケはリールをロッドに装着した時に定まるタックルの重心がダイキャストとマシンカットでは著しく異なることに気がついた為である。ここに気が付くと格好だけの『箱入り娘』ではなく渓流にも頻繁に引っ張り出される様になった。・・すると、頑強な作りであることも思い知らされて温存していたことを後悔した記憶がある。
 このカンタータがフルモデルチェンジしたら、どの様なリールとして世に送り出されてくるのか?興味津々、密かに期待し続けている。・・・にも係らず、今現在もしっかり現役で販売され続けていて、期待は見事に裏切られてufmウエダさんにマンマと一杯喰わされたのかもしれない。
 (ホンマ・・・何時まで?このモデルのままで行くんやろぉ?・・・・笑)
 まあ、それだけ根強い人気があり、歴史に名を残す国産リールになりつつある・・と言うことだろう。正直、色々浮気もした挙句、今現在クリックタイプのスタンダードリールとなれば他に考える気も失せて、どなたが何と言われ様と私にはこのリールが一番である。
 このリールの何が良いのか??・・端的に示せば、軽量でありながら頑強をしっかり持ち合せる『質実剛健』と言う表現に尽きる。
 もう少し上手く言い回すと「美しく、強く、そして軽い。精魂のフライリール」・・このメーカーさんの謳い文句に偽りはなく、何時までも飽きが来ない逸品である。
<<impression by bacoon>>  2010年10月現在 
気に入りどころ 最初はあまり感じなかったが、後に売り出された様々なリールと比較して、とにかく軽量であると感じる。
この辺りがカーボンロッドとの相性はピッタリでお気に入りである重要ファクターのひとつである。
気になるところ やはり、クリックタイプで音がデカく・・スプールを外すと油まみれになるところ・・・
現行メニューから2100が消えているところ・・・

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