ロッドにおいても国内メーカー品が念頭にある私としては海外メーカーの割高リールを使用するなど論外であった。
私ぐらいのレベルであればリールの機能が釣果に貢献することは皆無に近いと言え、元来国内メーカー品で十二分過ぎることは書くまでもない。
ところが、ラージ・アーバーを意識して国内メーカーに見切りをつけ、SAGE 3100を手にした途端、留まらぬ何某かが湧き出てきて始末に終えなくなってしまった。・・・・やはり、使っていて心地よいのである。
こうなると#3ラインのミッド・アーバーも同じ様な感覚が得られるのではないか?と言う予感がして、私なりに条件を整理してみた。
径は75mm以下、幅は25mm以下、そして絶対条件として重量110g以下でセンターディスクドラグであること・・・
一応国内メーカーさんのミッド・アーバーを品定めするも110g以下をクリアするものがなく、已む無く(と言うか分かりきった様に)海外メーカー品を模索した。
やはり薄々予想してはいたものの、結局米国で人気を分けると称されるROSSとLAMSONに行き着いてしまい、Lamson Velocity V1 を候補にしたところでなんとなくデザインが気に入らずモデルチェンジを待つことにした。
ところが、新しく出たVelocityⅡはデザインは違和感がなくなったものの径も重量も若干アップしていた。
(な・何でなん??)
この段階で購入意欲が急降下し、半ば諦めかけていた時に登場したのがこのROSS Evolution LTである。
しかし、度肝を抜く様な斬新なデザインであったが故に作りが脆弱に見えて暫し世間の賛否を監視することとした。
そして賛否は旧型とのデザインによるところだけで脆弱性に及ぶ情報はなく、何よりも私が描いた条件全てをクリアするリールであったことでもあり、斬新なデザインに躊躇しながらも漸く購入に踏み切ったリールである。・・・で?・・・どうか?
正直、デザインは未だ馴染めない・・・・がそれ以外は全く申し分なく、もしかすればこの先コイツが#3リールの主役となるかもしれない。
そんな予感がする程、この先が楽しみなリールである。
・・・んが、私のフライフィッシングで釣果向上ではなく気分高揚に大枚叩いているのがこのフライリールに違いなく、「知らなんだら・・それはそれで済んだかもしれんし!」・・・・(まぁ・・悩ましトコやね・・) |