#3ラインのミッド・アーバーとして私なりに条件を整理したのが、径が75mm以下、幅は25mm以下、そして絶対条件として重量110g以下でセンターディスクドラグであること・・・
この条件を全て満足する形でROSS Evolution LTを手に入れたが、斬新的なデザインが若干馴染めずに居た。
そんな時、径が74mm、重量108g・・更に私好みの幅狭で落ち着いたデザインのリールをネットで見つけてしまった。
「こんなんあったんや!・・・えっ!限定生産?!」
そしてこれがまた英国でも米国でもなく、物作りでは利より品質優先を誇る北欧産であることも物欲を底上げする要因となった。
「こぉれぇ~結構行けるぅちゃぅん??・・」
一瞬息が止まりページをクリックしながら内容を見ると、これまた物欲が沸騰してコントロール不能状態に陥ってしまった。
そして遂にプチッてしまい手元に転がり込んだのがこのリールである。・・つまり典型的な衝動買いであることは否定しない。
正直、今までは北欧と言えばLOOPしか頭になく、VISIONと言う名はプチってから調べていたのも事実であるが、この背景には取り扱いがCapsさんだったことも大きかろう・・・
斯くして手に入れたこのリール・・概ね衝動買いは大きな後悔を伴って奈落の底に突き落とされるがオチであるが、コイツは幸運にもその常道を免れた代物である(かもしれない・・今のところは・・笑)。
結果として結構気に入っておりEvolution LTとこの先を二分する様な気がしている。
但し、馴染めないデザイン以外は申し分のないEvolution LTと比較して、若干の難点と特筆する点があると見ている。
その辺りを記すと、バーストックでよくもココまで作り上げたと言うマニアックな設計で精巧な作りであることは認めるが若干砂噛みが気になるリールと感じている。
私が愛用してきたマリエットやカンタータは噛み込む砂は気にならぬ様に・・気になる砂は混入しない様に作られたリールであったと察するが、コイツは精巧な作りを追い求めた為か微粒子の様な砂でも違和感を覚えることがあり、粗雑な扱いを仕出かす私としては少々気掛かりになる所だが、リールを砂地に置かない几帳面な方ならば全く気にすることはないだろう。
逆に特筆すべき点はドラグの調整がラインハンド側にあり、これはかなり重宝すると感じている。
この為かスプールを外す時はこの調整ノブを引き抜かねばならず、ワンタッチで外すことが絶対条件とされる方は採用を見送るのが良いと思われる(私は余り気にしない)。
そして肝心のディスクドラグであるが、なんとなく感覚的にEvolution LTやシマノさんダイワさんと比較すれば若干甘い様な気もするが、そもそも#3の釣りで気にする範疇では無いと思っている。
恐らくこの先、斬新的ルックスのEvolution LTが浮いた雰囲気をかもし出した時、このリールがフォローしてくれる事を期待してこのインプレを締め括ることとしよう・・・・
そうそう!コイツは限定生産!・・・今のところネット通販で一部に購入できるお店がある様だが、そのうち無くなるんでしょぅなぁ~
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