このロッド・・PDFコーナーの「永久不変の軟調2番」に示した様に、最初に購入したロッドはティップもバットも折れておシャカになりそれぞれのパーツを買い直しながら現在に至っていると言う因縁曰く付きのロッドである。
メーカーさんは#3指定だが私は#2しか掛けない。
このロッドに係らずシマノさんの初代[フリーストーン]は一部を除いてライン番手を下げるのがしっくり行くと考えている。
とにかく目を見張る様なバットの細さで視覚的軽量感は抜群、個人的には柔らかい割には復元が早いと感じており、私にとっては他を考える気が全く起こらないロッドと言える。
万一の代替ロッドとしてこのブランドのハイエンドであったFREESTONE XT FX-833も有してはいるが、好みとしてはこのエントリーモデルが上回っている。
とにかくロングリーダーのドライフライは勿論、リーダーを詰めればキャッツキルも使用できるし、ヘビーウェイテッドでなければルースニングも可能・・加えてウェットフライもドロッパー1本で#12中心ならそれほどストレスを感じない。
確かに落差が激しい複雑なポイントや障害が多い小渓流に用いるとイライラして話にならないが、落差がない単調な流れではこの上ないロッドである。流水域で移動しながらのミッジングにもベストマッチかもしれない。 |