正直、私がもう少し真面目で几帳面な性格なら、有っても無くてもどちらでもよいロッドかもしれない。・・・と言うか既に手持ちの7フィートか7フィート半でも十分に間に合うと思われる。
ところが、これも先入観が大きく影響する性分であるが為か、他のロッドを手にするとそのロッドを持った時の釣りのイメージが先行し、融通が利かない愚者で自滅することが多々あった。
・・と言うことで、春先の小渓流を前にして釣りに迷いが残る時、「まあ、行当りバッタリでやりまっか!」と言いながら起用され、8フィートでは明らかに苦戦すると見立てた初めての小渓流でサッパリ見当がつかない時に手にするロッドとなっている。
まあ、普通にドライフライで叩き上がるのも大きなストレスを感じず、障害を交わしたり、サイトフィッシングで送り込む様な釣り方も一応は出来る。
私なりに一言で表せば、小細工と言えば語弊があるかもしれないが、ショートレンジでラインがコントロールしやすいロッドであろう。
逆に言えばリズミカルでもなく、ゆったり感もイマイチであるが、釣ることでは全く支障を感じないロッドと言える。
もし、8フィート以上のロッドをお使いで初めての短めのロッドをお考えなら、このロッドはお勧めかもしれない。 |