このロッド・・PDFコーナーの「セブンイレブン物語」に示した様に、中古で手に入れた時は見向きもしていなかった。
その頃はファーストアクション好みがミディアムファースト辺りに若干変化した状況で、この手の【柔らかい】竿はトロ臭くて扱いきれなかったと言える。つまり加齢とともにアクションの好みも変化して嗜好範囲にハマってきた・・と言うのがホンマのところであろう。
「アクションは?」と問われると「ミディアムスロー」と答えるかも知れないが、ここに来て余り柔らかさは気にならない。今ではスローアクションのロッドも使用する為、この様に感じるのかもしれない。
不思議なもので使用するにつれて「もしかするとこれがホンマのパラボリックアクション?」と言う感じもする。この辺りは気分でコロコロ変わるド素人なのでその辺りは差し引いてお読み頂きたい。
このロッドを手にして実釣向き??のコンパクトキャストやルーズに投げて適当に釣るなら#3ラインを乗せるが、しっかりこのロッドの曲げを感じて心地よく投げるなら、やはり指定番手の#4であろう。
しかし、誠に恥ずかしながら、この『ノースランド』と言うのが、ブランド名なのかメーカー名なのかもわかっていない。それどころか、今でも流通する現行品なのかとっくに廃版になった過去のロッドなのかもわかっていない。詳しい方は是非ともご教示頂きたい。
・・・と、2010年10月にこのコーナーに掲示しておいたところ・・・・
ココをご覧になられた読者の方がご親切でカタログを送って下さり、漸く全容が判明した.。メーカーはグリーンスタジオさんで『ノースランド』はフライロッドのブランドであると思われる。
お送り頂いたカタログにメーカー名が記載されていたが、なんとその冠に「日本一小さなフライロッドメーカー」と記載されており、これまで全く解らなかったのも至極当然かもしれない(多品種少量の一本一本手作りでパーツを組み合わせるなどのカスタム受注も対応されるとのこと)。
カタログを拝見するとここに示したロッドは今でもしっかりラインナップに記載されており、現行流通品であることが伺えた。
この『ノースランド』と称するブランドはメーカーさんの謳い文句を要約すれば『日本の渓流にマッチ』とか『柔らかい』と言う文言が浮かび上がってくる。それを裏付ける様に、これまでミディアム・スローと感じていたこのロッドのアクションがミディアムと記載されていることからして、このブランドを象徴するキーワードなんだろう。
しかし、このMayfly#4に限ってかもしれないが、柔らかさの中に力強さを感じるところもあって、決して軟弱な竿ではないところがとても気に入っている。
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