実際、最も釣果に影響しやすいのがこのリーダーのデザインですが、入門当初にこれに拘っても経験されなければわからないと考えます。
「リーダーは消耗品、同じ銘柄が安定して容易に入手できるのがベスト」
です。加えて・・
「あれこれ銘柄を織り混ぜたりせず、同じ銘柄で整えること」
・・・と考えます。
入門される方が身近な者なら「コレにしとき!」と簡単にクリアできますが、説明するとなれば一番難しいのがこのリーダーになってしまいます。
従ってここに具体的な銘柄を上げることができれば簡単ですが、消耗品ですのでご使用になられる方が容易に入手できる銘柄である事が第一条件であり、一概に決めつけることはできません。
急遽前日に釣行が決定することもあり得る様な方は通勤通学の経路で立ち寄れる釣具屋に置いてある銘柄から選定されるのがこの先ストレスを感じずに済む様な気がします。
その店に一種類しか置いて無ければ選択の余地はないですが不安を覚える必要はなく・・「そこからスタートすることになっていた。」と割り切って差し支えありません。
むしろ様々な銘柄が置かれている店が厄介です。店員さんに相談して決めてもらうのも選択肢の一つですが、もしご自分で選ばれるとすれば以下を目安に決めれば大きな問題にならないと考えます。
もう一つ、日帰りの釣行であれば最低3本はお持ちになってください。1本だけでは概ね現場で困窮することになり得ます。
<<リーダーの選定基準>>
A・渓流河川志向:ティーパーはドライかスタンダード、太さは5X基準
B・湖沼止水志向:基本的にA同様、太さは4X基準で、バスならば1Xが基準
C・不特定対象向:上記B同等
取りあえずロッドの全長前後(7~9フィート)であれば後加工でなんとでもなると考えてください。
太さは正直申し上げて一概に決めることができないのが事実です。しかし、あれこれ書くと迷われるだけですので上記からスタートされるのがご自分なりの軸足を定め易いと考えます。
もし、たまたま上記で示した太さのものが品切れなどで手に入らなければ、-1X(太くする)されれば後加工で何とかなります。そう言う意味で基準としております。
素材に関してはその差(ナイロンとフロロカーボン等)を期待する様な釣りが最初からできるか?と言えば疑問です。ナイロンで良いでしょう。
ティーパーは中空構造やフラットバットなどなど、これまた色々ある様ですが、ドライかスタンダードとあるものが加工しやすいと考えます。
但し、「俺は絶対ニンフ沈めて脈で取る釣りしかしない!」と断言できる方なら、ニンフティーパーと称されるリーダーでフロロカーボンから入っても差し支えありません。これも、あくまでもベターとかベストではなく差し支えありません・・と言う表現に留まります。
また、『LL派』の方はLL仕様の長めのリーダーが売られてますので、これが容易に入手できるなら迷わずこれを選定されることでしょう。容易に入手できなければ気にする必要はなく、上記Aにすれば後加工で何とかなります。但し、どちらを選ぶにせよ、『LL派』の方は細め(+1X)の6Xを基準とされるのがお勧めです。
そして『LL派』だけでなく、全ての方に以下が該当します。
「あれこれと色々な銘柄のリーダーを無頓着に取り付けることは
キャスティングやプレゼンテーションがある程度安定するまで避けるべき」
これだけは気をつけておかないと、せっかくキャスティングが上手く行き出したと感じたにも関わらず、リーダーを交換すると上手く投げられない・・・と言うことがしばしば起こり得ます。
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